群馬・前橋市の今年度予算案1525億円 子育てに重点 過去3番目の規模

群馬県前橋市の小川市長は、選挙戦で掲げた子育て環境の充実などを反映させた今年度の一般会計当初予算案を内示しました。

総額は1525億円あまりで過去3番目の規模となります。2月に市長選があった前橋市では、人件費などの義務的な経費を盛り込んだ暫定予算を編成していました。

24日内示された前橋市の今年度の一般会計当初予算案は、前年度より3.9%増の1525億1100万円で新型コロナ対策などが大きく増えた2021年と2022年に次ぐ過去3番目の規模となりました。

選挙戦で公約に掲げた子育て環境の充実に重点を置き、子育てと教育関連の予算額は327億円で前年度より10.9%増えました。小川市長は、「選挙で掲げたことをすべて盛り込めたわけではないが、市民とともにひとつずつ実現させるための予算になった」と話しています。

新規事業では市内の公立中学校と市立前橋高校の体育館にエアコンを設置する費用として10億600万円、公立中学校全20校での給食費無償化に4億1900万円を充てました。

一方、県と進めてきた事業にも継続的に取り組むとして県立赤城公園の整備事業に8億900万円を計上しています。予算案は、5月の市議会定例会に提出されます。

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