GIGAスクール構想第2期に対応するリアルタイム学習支援ソフト「MetaMoJi ClassRoom 3」が10月に発売

MetaMoJiは、リアルタイム学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」を、10月から販売することを、4月23日に発表した。希望小売価格は未定。

「MetaMoJi ClassRoom 3」は、個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実やオンライン教育など、GIGAスクール構想 第2期で必要となる指導法・学習法に対応した学習支援ソフト。紙に書いているような感覚で編集でき、全員のノートをリアルタイムに共有する。また、学習支援ソフトのほかに、電子黒板アプリやホワイトボードアプリとしても使用できる。

2019年に開始されたGIGAスクール構想により1人1台端末の整備と活用が実施され、教育の情報化は大きく前進した。デジタル教材やワークシートを使用したICT活用授業が一般化した一方で、使用する学習支援ソフトの違いにより指導・学習に大きな差が生じている。

例えば、オンライン巡視(モニタリング)ができない学習支援ソフトを導入した地域では、画面越しに学習状況の把握や個別指導ができない。そのため、授業運営がうまくいかなかったり、不登校支援ができなかったり、個別指導のためにノートを提出させて放課後にコメントを書き込んで返したりなど、学習機会の損失や働き方改革に逆効果となっていることがある。

GIGAスクール構想 第2期では、端末活用が日常化し、自主学習や探究学習といった学習者主体の個別最適な学びが充実していく。友だちと遠隔で協働的に学び、教員は学習状況を見守り伴走する教育環境が求められる。

同社はGIGAスクール構想 第1期の課題を解決し、第2期の新しい学びに適した製品として新たに「MetaMoJi ClassRoom 3」を開発した。学びを止めることなく5年後も使い続けられる学習環境の支援を目指す。

現行商品のリアルタイム性や書き味のよさ、基本機能はそのまま引き継ぎ、新機能の追加とWebアプリケーションとして操作性を最適化している。

「MetaMoJi ClassRoom 3」のおもな特徴は以下の通り。

1.学習活動のためのデジタルノート

  • メモ帳:ワンタップでノートを開きすぐ書ける。2画面活用で学習がはかどる。
  • 筆箱:お気に入りのペンを複数保存。ペン選択で思考を途切れさせない。
  • 暗記シート:重要箇所にマーカーを引いて確認。シートで隠して繰り返し習得。

2.学習と振り返りに便利なカレンダー

  • 教材一覧:教材の使用日時でカレンダー表示。すぐに学習に取りかかれる。
  • リフレクション:ファイルを探す手間は不要。今日1日や前時の振り返りに便利。

3.巡視も個別指導もできる授業支援

  • オンライン巡視:学習状況を見ながら個別指導や授業運営、伴走支援できる。
  • 学習モード:1ノートで一斉・個別・協働を連続実施。あらゆる授業設計に対応。
  • 校外ノート共有:自治体内でノート共有。自治体外の学校とも遠隔合同授業。

4.GIGAスクールに最適な管理・運用

  • 新名簿管理:自治体と学校が連携した管理・運用が可能。OneRosterに対応。
  • 招待:学級編成未登録でも招待コードで授業実施。新年度すぐ運用可能。
  • 複数校所属:複数校に所属でき、ログイン後に学校を切り替えて指導できる。

なお「MetaMoJi ClassRoom 3」は端末へのインストールが不要なWebアプリケーションとなっている。動作端末・OSはChromebookの最新OS、iPadOS 16.4以上、Windows11/10(混在環境でも利用可能)。対応ブラウザは、Google Chrome、Safari、Edge(Chromium)。画面の解像度は解像度1024 x 768以上の必要がある。

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