特殊な顕微鏡使い抜かない歯科治療 高度な歯科医療に特化『先端歯科医療センター』 東北大学病院に5月開設

特殊な顕微鏡を使った最新の治療で、歯を抜かなくても良くなるなど、高度な歯科医療に特化した医療センターが、東北大学病院に5月開設される。

『東北大学病院』の外来診療棟に5月開設されるのは、「先端歯科医療センター」。

24日、報道関係者に事前公開された。

安斎アナウンサーリポート

「これまで診療室として使われていたスペースの床や天井などを、リノベーションしたということです。1人当たりのスペースはかなり広く ゆったりとした環境で治療を受けることができます」

「先端歯科医療センター」では、歯周病などで失った骨の再生を行う再生医療など高度な歯科医療を行う。

特殊な顕微鏡を使った手術のデモンストレーション。

これまで抜歯するしか方法がなかった歯の根の病気でも、この顕微鏡を使って細かい部分を治療することで歯を残すことができる。

また、虫歯やインプラント咬み合わせなど11の専門医のチームが連携するため、集中的な治療が可能になり患者への負担も少なくなるという。

国立大学病院内の同規模のセンターの開設は3番目で、東北では初めて。

実際の治療をモニターすることができ、若手医師・地域の歯科医師の研修や、歯科メーカーなどとの商品開発に活用する考えだ。

先端歯科医療センター長・斉藤正寛さん

「例えば、虫歯治療ならば再発しにくい。歯周病治療ならばグラつ いている歯を元に戻す。咬み合 わせも元に戻す。このセンタ ーでは、丁寧にそして安全な医療 を提供し、県民の皆様に満足してもらえる歯科治療を提供するこ とを目的としている」

東北大学病院の「先端歯科医療センター」は、5月7日に開設される。

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