アルカラス、2連覇中のマドリードOPに第2シードとして出場「3、4試合できればいい」[マドリード・オープン]

アルカラス「コートに戻れることに興奮している」

「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)で3連覇を狙う第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が大会前の記者会見に登場。「3、4試合できればうれしい」と本調子からは程遠いと明かした。

3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズを制して今季初タイトルを手にした20歳のアルカラス。

しかし、クレーコート・シーズンではATPマスターズ1000モンテカルロと2連覇していたATP500バルセロナを右腕の怪我により出場できず。「回復のために家にいるのはつらい」と述べ、「バルセロナに出ないと決めてからマドリードに間に合うように回復に努めた。マイアミ以来の公式戦で、コートに戻れることに興奮しているよ」と復帰を待ちわびた。

今大会がクレーコート初戦。怪我から復帰直後で、「初戦までまだ数日ある。今日はより強度のある練習をした。うまくいっているし気分もいい。100%でできているとは言いたくない。今の僕のメンタリティだと、ここで3、4試合できればうれしい」とまだ本調子からは程遠いというが、今大会は2連覇中と相性は良い。

同じくカムバックの道を歩んでいるスペインの英雄、ラファエル・ナダル(スペイン/同512位)についても「マドリードの決勝でラファと戦えたら最高だね。でも、テニスは複雑なゲームで日によって感じ方が違うしどの試合もユニーク。ハードに戦うことは間違いないし、ここでも決勝に進みたい。そのために100%の力を発揮していいプレーをしたい」と述べ、同大会で初めての3連覇を目指す。

今大会は上位32シードが1回戦を免除。アルカラスは2回戦でアーサー・リンデルクネシュ(フランス/同77位)とアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン/同59位)の勝者と対戦する。

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