Ｆ１のＲＢに所属する角田裕毅（２３）が、２１日に行われた中国グランプリ（ＧＰ）決勝で、ハースのケビン・マグヌッセンに後方から追突されてリタイアを強いられたアクシデントに不満をあらわにした。
角田は決勝で順調な走りを見せていたが、２７周目にセーフティーカーからの再開直後、後ろを走っていたマグヌッセンが、コーナーで突如として角田のマシン後部に激突。スピンした角田はレース続行不可能で無念のリタイアを強いられた。
レース後に、審査委員会はマグヌッセンに非があるとしてタイムペナルティーを科した。
それでも、快調な追い上げを見せていただけに角田も納得できない。英メディア「モータースポーツウィーク」は、角田が不満をぶちまけたと報じた。
「彼が私の後部をクリップしたのは明らかで、彼はただ私に触れただけだった。つまり、私は（対処するための）大したことはできなかった。単に外にスペースがあまりなかった」と角田はマグヌッセンに事故の責任があると強調した。
そして「非常に明らかで残念なことだ。（レース中は）それまでの私の進歩という点ではかなり良かったので、私たちの終わり方にはかなりイライラしている」と不満をあらわにした。
完全に〝もらい事故〟でレースをぶち壊された角田。次戦のマイアミＧＰ（決勝５月５日＝日本時間同６日）に向けて、悔しい気持ちを切り替えるしかない。
