「ヤングケアラー」について支援チームを中心に今年度から本格的な対策に【佐賀県武雄市】

家族の世話や介護などを担う子供、いわゆる「ヤングケアラー」について、武雄市は3月発足した支援チームを中心に今年度から本格的な対策に乗り出します。

【武雄市 小松政市長】
「あの子は大丈夫かなというところを早期発見をして早期対策につなげていく」

「ヤングケアラー」は大人に代わって両親や祖父母、幼いきょうだいなど家族の世話や介護を担う18歳未満の子供のことです。
武雄市の小松市長は23日の会見で、ヤングケアラーをサポートする人材を育てるために6月から養成講座を開くことや、子供たちが夏休みを迎える時期までにLINEでの相談窓口を設置することなどを発表しました。
また、3月下旬に発足した県内初となる支援チームは教育や医療関係など23団体で構成されていて、25日に市役所で初会合を開き、今後の具体的な目標や課題などについて意見を交換します。

武雄市は去年、小学5年生から高校生世代など約2500人を対象にアンケートを行い、このうち小学5・6年生からは全体の約13%が「家族の中に世話をしている人がいる」と答えていました。

© サガテレビ