「明和の大津波」から253年 犠牲者慰め防災への意識新たに

253年前の4月24日、先島地域を襲った「明和の大津波」の犠牲者を慰める慰霊祭が石垣市で開かれました。

「明和の大津波」は、1771年の4月24日、石垣島近海で発生したマグニチュード7.4の地震による大津波で八重山と宮古で合わせて1万2千人が犠牲になったと記録されています。

慰霊祭には玉城知事や中山石垣市長が参列し、追悼の言葉を述べた後、地域の小学校・中学校の代表が作文を読み上げました。

石垣市立 真喜良小学校6年 金嶺衣真 さん
「避難訓練なども真剣に取り組み、自分にできそうなことはやっていきたいと思います。家族で過ごすこと、友達と過ごすこと、学校で過ごすことは当たり前じゃないことを知り、毎日を過ごしていきたいと思います」

今月3日には台湾付近で発生した地震の影響で、石垣島にも津波警報が発表され緊張が走ったこともあり、参列者たちは例年にも増して、防災への意識を新たにしている様子でした。

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