600本以上の桜をじんわり照らすぼんぼりの明かり 地元で愛される青森市の「合浦公園の夜桜」を楽しむ

青森県内各地の桜をシリーズでお伝えしています。3回目は、青森市の合浦公園の夜桜です。

4月13日から29日まで青森春まつりが開かれている合浦公園では、合わせて52店舗の露店が軒を連ねます。

園内には600本以上の桜の木。じんわりと照らすぼんぼりの明かりが夜桜開始の合図です。

【猿回し】
「それではお待たせしました、2段目、はい頑張れっ」
「はい頑張ったよ~」

恒例の「日光さる軍団」による「伝統芸能猿まわし」。桜と猿のコラボレーションが訪れる人の心を躍らせます。

ゆっくりと桜を見上げ、親子で記念撮影。

【訪れた親子】
「夜桜が、午前中より午後のほうがきれいだと分かりました」
(Q.桜は好きですか?)「パパが好き。だよねパパ」
「うん」
(Q.桜好きなんですか?)「はい」
「学生の時に(公園を)通っていたので、それを大人になって見るのがまた違う視点で見られて良いかなと思います」

桜の下、シートを広げるのは、お母さん同士が高校の同級生だというグループ。

【男の子たち】
「花より団子」
(Q.何食べたの?)「みそこんにゃく」「いちご飴食べた」

【女の子】
「桜がいっぱい咲いていて、ピンク色っぽい、白っぽい色できれいです」

【乾杯】
「乾杯!」「かんぱーい!」

宴は、まだまだ続きます。

午後8時を過ぎると、店じまいを始める所が多い中、ポツンと明かりがともるお店では…。

「いぇ~い」

この盛り上がり。午後9時ごろまで営業を続けています。

【店主】
(Q.どれくらい出店していますか?)「50年くらい」
「おでんが一番、こういう寒い日になると、おでんが売れていくので」
(Q.今年の夜桜・桜はどうですか?)「今年の桜は…、あまり見られてないです、ここ忙しくて」

後片付けを進めていた、たこ焼き店も…。

【たこ焼き店の女性】
「夜桜ちょっと見たことないんですけど、毎年来てくれるお客さんがいるので、そのお客さんに会えることが、1年に1回の楽しみというか」
「おばあちゃんなんですけど、すごく元気に自転車乗ってくるんですよ」
「もっともっといろんなイベントとかをやって、盛り上げていってくれたらいいなと思います」

訪れた人たちを笑顔にする場所。

青森春まつりは、29日まで開かれています。

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