分断されたアメリカで内戦勃発…A24衝撃作『CIVIL WAR』10.4日本公開決定

崩壊するアメリカ…『CIVIL WAR』ビジュアル - (C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

映画『エクス・マキナ』『アナイアレイション -全滅領域-』などで知られるアレックス・ガーランドが監督・脚本を務めた、A24製作の新作映画『CIVIL WAR』が10月4日に日本公開されることが決定し、US版予告編が公開された。

舞台は、連邦政府から19の州が離脱した近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した西部勢と政府軍による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストチームは、ニューヨークから約1,300キロメートル、戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都ワシントンD.C.へと向かう。

予告編では、アメリカ国内の分断を伝えるニュースや大統領の声明とともに、市街地での銃撃戦や爆発などが映し出される。ラストには、ワシントンD.C.のリンカーン記念堂が爆破される衝撃シーンも登場。ガーランド監督は「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」と作品について語っている。

A24が史上最高額の製作費を投じた本作は、3月に開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で上映されると、批評家から絶賛の声が相次ぎ、北米ではA24史上最高のオープニング記録を樹立。全米ボックスオフィスランキングにおいて、2週連続首位を獲得した。

主要キャストには、サム・ライミ版『スパイダーマン』三部作のヒロインで知られるキルステン・ダンストのほか、ワグネル・モウラスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンケイリー・スピーニーらが名を連ねる。なお、本作は2D字幕版のほか、IMAXを含むプレミアムラージフォーマットでも上映される。(編集部・倉本拓弥)

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