有働由美子&松下洸平がSUPER BEAVERの魅力を深掘り!

「with MUSIC」は、毎週土曜よる7時56分より日本テレビ系列で放送中の、MC有働由美子とアーティストナビゲーター松下洸平がお送りする音楽番組。毎週豪華なアーティストたちが登場し、楽曲やトークを披露。番組タイトルの「with」をテーマに、様々な企画でアーティストの魅力を深掘りする。音楽の楽しみ方が多様化する今だからこそ「テレビで楽しむ音楽」を追求し、アーティストと歌の魅力を最大限に感じることができる、新しい音楽番組となっている。

4月20日(土)よる7時より「with MUSIC 2時間生放送スペシャル」が放送された。この日はINI、[Alexandros]、生田絵梨花、WEST.、Aぇ! group、SUPER BEAVER、NARITA THOMAS SIMPSON、FRUITS ZIPPER、マルシィ、山崎育三郎といった豪華アーティストが共演。今回は、SUPER BEAVERの出演時の見どころの一部をご紹介!

ヴォーカルの渋谷は以前、『news zero』のコメンテーターとして出演していたこともあり、有働とは浅からぬ縁があった。当時の渋谷について有働は「芯を食った意見を臆せずに発する姿に惚れ惚れしました」と振り返ると、渋谷も「そうおっしゃっていただけると報われます!有難うございます」とにっこり。
『news zero』での渋谷の印象しか知らない有働は「今日は、アーティストとしての渋谷
さんのパフォーマンスを楽しみにしております!」と、満面の笑み。プレッシャーを感じたのか渋谷は「こっち(歌)が本業なのでしっかりがんばります」と笑顔で返した。

まず披露したのは、人気映画『東京リベンジャーズ』の主題歌を書き下ろしたことが大きな話題となった『名前を呼ぶよ』。パフォーマンスを見た後、有働は開口一番「かっこいいパフォーマンスでしたね!」と感嘆の声を漏らすと、松下も「本当に最高ですね!これだけのヴォーカルの強さと熱量をもって伝えてくれるので、本当に心に刺さりますね」と、興奮気味に語った。

続いて披露したのは最新曲『切望』。楽曲を制作した柳沢は「非常にSUPER BEAVERらしい曲。これまでの歩みに携わってくださった方、支えていただいた方への感謝の気持ちが凝縮された楽曲です」。同曲を作ろうと思ったきっかけについて柳沢は「コロナ禍を経てようやくみなさんの近くでパフォーマンスをさせていただく機会が増えて、改めて感謝の気持ちが強くなったことが大きいです」と、神妙に語った。
これを受けて、今回は新曲『切望』をより味わって聴いてもらうべく、スタジオを飛び出してロケを敢行。SUPER BEAVERにとっての恩人二人に話を聞きに行った。

まず向かったのは、下北沢のライブハウス『CLUB251(トゥーファイブワン)』。同店の元店長である河崎さんは、彼らをオーディションで初めて見たときから才能を感じ、ステージに立つチャンスを与え続けたという、SUPER BEAVERを語る上で欠かせない人物だ。
さっそく番組スタッフが直撃すると「当時から彼らには特にアドバイスなどはしていなくて、『今日もめちゃよかったよ!』とか、その程度。あと『元の感覚がもどれば絶対に状況はよくなるから色々やってみたら』って、言ったことはあるかな。そのくらいです。いまは国民的なバンドになっていますし、同時に個々が素晴らしい才能をもっているので、個人的にはすごく誇らしい。とにかく、いけるとこまでいってほしいです」。と、ここまでは普通のインタビュー映像だが、実はこれ、ドッキリ企画。様子をメンバーが隠れてモニタリングをしているというもの。河崎さんが語り終えた瞬間、渋谷が後ろから驚かすように登場。その瞬間、河崎さんも「わっ!」とびっくり。あまりのリアクションの大きさに、メンバー全員が大爆笑。「まじか(笑)」と、河崎さんも騙されながらもどこか嬉しそう。
改めてメンバー全員に、グループにとって河崎さんはどんな存在だったから聞くと、渋谷が、「バンドの基盤を作っていただいたと思っています。さっきは『すごくよかったとしか言ってない』みたいなことをおっしゃっていましたが、僕に言わせれば『嘘つけ(笑)!』っていう」。そして番組スタッフがおもむろに一枚の写真を渋谷に手渡した。そこには、16年前に河崎さんが楽屋でメンバーを撮影したものだった。それを見た瞬間、メンバーは「中学生みたい(笑)!」と懐かしそうに眺める。最後に、16年前と同じポージングで撮影してその場を後にした。ライブハウスを出ると、待っていたのは一台のバン。インディーズ時代、日本全国を移動していたのと同じタイプの車だ。

(C)NTV

後部座席のドアを開けると「なつかしい!」と、絶叫するメンバー。座席の順番など、当時を振り返りつつ車に乗り込む。椅子をバンバンとたたきながら「この(硬い)シートに座って東京から福岡まで行くんですよ」と柳沢さん。
そのまま向かったのが都立目黒高校。もともとSUPER BEAVERは、目黒高校の先輩&後輩関係だった渋谷、上杉、柳沢に、柳沢の幼馴染の藤原(ドラム)を加え2005年に結成した。今回は、渋谷と上杉にとって20年ぶりとなる恩師・野中先生との再会だ。
河崎さんのとき同じくドッキリを敢行。メンバーは先生の後ろに停車したバンの中でモニタリング。まず野中先生に、当時の渋谷の印象を聞くと「危ないやつですね」。これに後ろでこっそり聞いていたメンバーも大爆笑。ただほかにも理由があり「危ないんですけど、いいやつで、真面目なんです」と懐かしそうに語った。
上杉についても「真面目です。しかもいいやつです」ときっぱり。そんな野中先生には、渋谷さんとのことで忘れられない思い出があるという。カバンの中から取り出したのは一枚の紙。
「彼らの卒業後1〜2年後だったと思いますが、私に会いに学校へ来てくれたんです。ただそのとき私は不在で会えませんでした。そのときに彼がこれを置いて行ってくれて。こんなことする子だったかなと思って。めちゃくちゃ嬉しくて20年間ずっととってあって。私の宝物です」と静かに語った。
後ろにメンバーがいるとは知らず、野中先生がカメラに向かって真面目にコメントをしている最中、例のごとく渋谷が「先生〜!」と呼びかけると、野中先生はびっくり。「ドッキリか!」。最高のリアクションにメンバーは大盛りあがり。その後、渋谷と上杉とあつい抱擁を交わしつつ「感動しましたよ!」と渋谷が続ける。
「細かな部分まで覚えていてくれていて、書き置きまで残していてくれてちょっとぐっときちゃいました」と、胸のうちを語る。そして「誰よりも真面目に向き合ってくれましたし、子どもではなく、一人の人間として接してくれた印象がとても強かった。そういう大人が初めてだったので」と、渋谷は先ほどとはうって変わって真面目に話した。
照れ隠しなのか野中先生は「おまえ、記憶を美化してないか(笑)」というと、渋谷もまんざらではなかった様子。暖かい空気に包まれながらロケが終了した。

VTRを見終えた渋谷は「本当に泣きそうになっちゃって、耐えるのに大変でした」と本音を漏らすと、「僕もきちゃいました」と松下も静かに語る。
有働から、20年間置き手紙を持ち続けてくれていたことに触れられると「僕らにとって担任の先生は野中先生だけですが、先生にとっては教え子っていっぱいいるわけで。そんな中で僕が何気なく書いた置き手紙をずっと持っていてくださって」と、このときも感極まっている様子だった。

SUPER BEAVERの歌唱パフォーマンス&トークおよび各アーティストのパフォーマンスは、4月27日(土)19時55分まで、TVerにてご覧いただけます。

◆4月20日放送「with MUSIC 2時間SP」TVerにて、期間限定で配信中!
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