小学校で児童の予防接種歴書かれた調査票を紛失 中学校で学習調査の受検票1クラス分も 尼崎市教委

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 兵庫県尼崎市教育委員会は24日、市立小学校2校で、児童の名前や住所、予防接種歴などが書かれた保健調査票計3人分を紛失したと発表した。

 市教委によると、保健調査票は年度当初に保護者から集めた後、保健室の棚で施錠して保管していた。しかし新年度に新しいクラスに振り分けた際や児童に手渡した時に、紛失が判明。学校内を捜索し、保護者にも確認を呼びかけたが見つかっていないという。流出は確認されていない。

 また、市立中学校1校では、学校名や生徒の名前が書かれた市独自の学習調査の受検票(保管用カード)1クラス分を紛失していたことも判明。

 学校は保護者に謝罪した。進級時の作業でのミスとみられ、市教委は再発防止に向け市内統一のチェックリストを導入し、書類のデジタル化も検討する。(広畑千春)

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