J3鳥取“野人”岡野GM、古巣・浦和と対戦「夢のよう」 サポからお約束のブーイング

鳥取の岡野雅行代表取締役ゼネラルマネージャー(写真は2009年)【写真:産経新聞社】

ルヴァン杯ファーストラウンドの2回戦実施

J3ガイナーレ鳥取の岡野雅行代表取締役ゼネラルマネージャー(GM)は、4月24日のルヴァン杯ファーストラウンド2回戦の浦和レッズ戦を前に場内に姿を見せて挨拶。現役時代に長年プレーした古巣との対戦に「私が育った浦和レッズと公式戦で、ホームで試合をできるなんて夢のようです」と挨拶した。

現役時代の岡野GMはJリーグ開幕から2年目の1994年に浦和へ入団すると長髪を振り乱しながら快足を飛ばしてプレーする姿から「野人」のニックネームで親しまれた。1998年フランス・ワールドカップ(W杯)に向けたアジア最終予選では、本大会行きを決める決勝ゴールをイラン戦で決めるなど日本代表としても活躍。2009年から13年まで鳥取でプレーし、引退後にGMを務めている。

岡野GMはキックオフ前にピッチに姿を現すと「野人でございます」とあいさつ。浦和サポーターに歓迎の声を掛け、鳥取サポーターにも感謝の言葉を述べた。そして「私が育った浦和レッズと公式戦で、ホームで試合をできるなんて夢のようです。ありがとうございます。ガイナーレは今日レッズとやりますが、ビビらずに思いきてやってくれたらいいと思います。ていうか、ガイナーレ勝ちましょう!」とあいさつ。浦和サポーターからはお約束のブーイングが起こった。

さらに岡野GMは「今日はたくさん入っていただいて、初めてサッカーを見る方もいると思います。サッカーは楽しいなと思って帰ってもらえればうれしいです」とあいさつ。最後は鳥取サポーターからはチャントが歌われ、浦和サポーターからも拍手を受けていた。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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