日本スケート連盟は24日、都内で23-24年の表彰式と祝賀会を開催した。フィギュアスケートで今季の世界選手権のペアで2位となった“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組（木下グループ）は、優秀選手賞に選出された。木原は「こういった賞を頂けて良かった。来シーズンも頂けるように1日1日頑張りたい」と感謝を込めた。
木原が腰椎分離症に苦しんだ今シーズン。最終戦となった世界選手権では2位に入り、復活を印象付けた。「つらい期間を乗り越えることで強くなった」と三浦。「ネガティブな私よりさらにネガティブになった」という木原に、「大丈夫だよ。あなたはできるから」、「私よりポジティブじゃなきゃだめなんだよ」とエールを送り続けたという。
これには、木原も「とりあえず褒めてくれって俺が頼んだんだよね」と笑って明かした。三浦が「スローとかリフトで、どうしても先生が私にフォーカスしちゃうことがあって、そのときに彼が『僕も頑張ってるんだ。褒めてくれ！』と言ってから先生も私も褒めるようになりました」と続けると、木原は「褒められて伸びるタイプです」とにんまりした。
来季へは、「まずは健康に1年を過ごす」と木原。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向け、前向きに取り込む。
