おでんに入れようかな 春の恵みに感謝したけのこ収穫 大物を取り出し笑顔/岡山・津山市   

津山東公民館講座「たけのこ堀り体験教室」が23日、岡山県津山市の竹林で開かれ、大人10人が春の恵みに感謝しながら収穫を楽しんだ。

地域の財産でもある自然にふれてもらおうと初めて開催。土地を管理する髙福寺が協力し、地域住民が講師役を務めた。

「タケノコの先端が向いている方向の反対側から根本に向けて鍬(くわ)を入れ、地中の茎と切り離す」と説明を受けた後、参加者は早速、道具を手にして挑戦。教わった手順どおりに鍬を振り下ろした。なかなか思うようにいかず苦戦する人の姿も見られたが、次第にコツをつかんで、見事な大物を取り出すと満面の笑みを浮かべた。

タケノコ掘りを楽しむ参加者

収穫の仕方を学びに来たという河本千恵子さん(67)=福田=は「おいしそうなタケノコが取れて楽しかった。どんな料理にしてもおいしいけど、一番は九州出身の主人から教えてもらったおでんの中に入れるのが良い」と話していた。

収穫したタケノコ

© 津山朝日新聞社