イランとパキスタン、国連安保理にイスラエルに対する行動要請

Charlotte Greenfield

[イスラマバード 24日 ロイター] - イランとパキスタンは24日、共同声明を発表し、イスラエルが近隣諸国や外国の外交施設を「違法に」標的にしているとして、国連安全保障理事会に行動を起こすよう求めた。

イランのライシ大統領が3日間の日程でパキスタンを訪問した後に同国外務省が発表した。

「イスラエル軍の無責任な行為が既に不安定な地域の状況をさらに悪化させたことを認識し、両国は安保理に対し、イスラエルよる地域での冒険主義と近隣諸国への違法行為を阻止するよう求めた」としている。

イラン国営通信(IRNA)によると、ライシ氏はイスラエルがイラン領土をこれ以上攻撃すれば力学が根本的に変わり、「シオニスト政権」が消滅する可能性があると述べた。

イランとパキスタンは貿易とエネルギー分野で協力を強化すると表明した。地政学的問題や制裁のために遅れているガスパイプライン契約も含まれる。ライシ氏は両国の貿易を年間100億ドルに拡大すると述べた。

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