人民元、5カ月連続で世界第4位の決済通貨に

 22日の中国の参考消息網〈「参考消息」紙電子版〉によると、2024年3月の国際決済市場における人民元のシェアは4.69%と再び記録を更新し、5カ月連続で世界で4番目に多く使用されている国際決済通貨となったことが、国際銀行間通信協会(SWIFT)が発表したデータで明らかになった。「香港経済日報」電子版が18日伝えたもの。

 それによると、人民元の国際決済額は3月に前月比25.44%増加した。香港で扱われる国際決済に占める人民元のシェアは79.9%を維持し、英国、シンガポール、米国が2位から4位を占めた。

 ドル、ユーロ、ポンドが依然として最もよく使われる三大決済通貨だという。

 貿易金融市場では、2024年3月の貿易金融の約5.28%に人民元が関与して第3位となり、5.89%のユーロに迫っている。ドルは84.13%で、引き続き貿易金融における支配的地位を維持している。〔東京4月23日発中国通信〕

© 株式会社中国通信社