雨中の横浜決戦は予想外の展開に! マリノスが3発で逆転も束の間…韓国王者に連続失点。上島退場で蔚山サポから大歓声【ACL準決勝】

4月24日開催のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝・第2戦で、横浜F・マリノスは韓国王者の蔚山現代と、横浜国際総合競技場で対戦している。敵地での第1戦は0-1で落としており、決勝進出へ逆転が求められる大一番だ。

天候はあいにくの雨。だが、平日にもかかわらず駆けつけた多くのマリノスのサポーターは、キックオフ前から一致団結し、熱い声援を送る。一方、蔚山側は屋根のある上方に固まり、チームを鼓舞する。

やがてキックオフを迎えると、予想外の展開に。13分にこぼれ球を素早く拾った植中朝日が幸先良く先制点を奪うと、21分にアンデルソン・ロペス、30分に再び植中がゴール。一気に3発を叩き込み、2戦合計3-1とひっくり返し、横浜国際総合競技場は大いに沸く。

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しかし、一筋縄ではいかない。35分にCKから1点を返されたかと思えば、その直後に上島拓巳がペナルティエリア内で痛恨のファウルでPKを献上。そして上島にレッドカード提示を告げるアナウンスが場内で流れると、蔚山のサポーターからは大歓声が上がった。

結局、PKをきっちり決められ、第2戦自体は3-2、2戦合計では3-3で前半を終了。チャンスを作りながら仕留められず、“ウノゼロ”に終わった1週間前の韓国での戦いから一転、45分で5点が生まれる打ち合いとなっている。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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