あしなが学生募金に協力を 街頭で支援を呼びかけ【熊本】

病気や災害などで親を亡くした子どもや障害者がいる家庭を支援する『あしなが学生募金』の今年度の街頭活動が熊本市で始まりました。1人でも多くの子どもたちに奨学金を届けられるよう支援を呼びかけています。

この『あしなが学生募金』は学生による親を亡くした子どもたちを支援する募金活動で、4月20日から全国で始まりました。

熊本市中央区の下通アーケードでは、支援を受けている学生やボランティアの高校生たちが募金箱を手に、道行く人たちに支援を呼びかけました。

集まった募金は一般財団法人あしなが育英会に寄付され、日本国内の病気や災害などで親を亡くした子どもと親に障害がある子どもの奨学金などに充てられます。

今年度の『あしなが高校奨学金』の熊本県内の予約申請者は41人でしたが、資金不足のため、採用されたのは23人にとどまりました。

熊本県立大学総合管理学部3年の本田鈴奈(ほんだ・すずな)さんです。高校生のときから支援を受け、去年から『あしなが学生募金事務局』を手伝っています。現在は九州エリア熊本ブロックマネージャーとして活動し、この日はボランティアの高校生たちとともに募金活動を行いました。

【熊本県立大学3年 本田 鈴奈さん】
「父親と姉に障害と難病があり、そんなに裕福な家庭ではなかったので奨学金を受けていて、すごく安心して勉強できるようになったのが一番大きい。親を亡くしたり、障害がある(家庭の)子どもたちが夢まで失くしてほしくない。そんな気持ちがあるので、それを知ってほしいし、応援していただけたらうれしいと思います」

この『あしなが学生募金』、今後の街頭募金活動は4月27日(土)と28日(日)、そして10月にも予定されています。

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