今年の富山県内の停電8件はこれが原因か『電柱上の“カラスの巣”撤去』…これまでに3674個発見

停電の原因にもなる電柱に作られたカラスの巣の撤去作業が24日、魚津市で行われました。

*リポート
「カラスの巣が多く作られる時期に合わせて、北陸電力の作業員が現在、巣の撤去作業を行ったいます」

カラスは夏の繁殖期を前に巣を作る習性があり、今年、県内では23日までに3674個の巣が発見され、北陸電力送配電が撤去作業を行っています。

24日魚津市で行われたカラスの巣の撤去作業では、高さ11メートルの電柱の上に作られた巣を作業員が高所作業車に乗り込み慎重に取り除きました。

*リポート
「こちら今撤去されたカラスの巣です。直径60センチほどで、いたるところから枝が突き出ていて電線の上にこれがあると危険です」

カラスは2月中旬から5月下旬にかけて電柱や木などに巣をつくるとされ、巣の材料としている金属製のハンガーや針金が電線に接触すると、停電を引き起こす可能性があります。

県内では今年、巣に使われた材料が原因で漏電を起こしたとみられる停電が8件発生していて、北陸電力送配電では電柱などで巣を見つけたら連絡するよう呼び掛けています。

*北陸電力送配電新川配電部保守サービス課 井村透課長
「(きょうの作業は比較的)シンプルだったので安全に作業できた。電柱については電気設備があり危険なので、北陸電力送配電に巣を見つけたらご連絡いただきたい」

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