「気高く心躍る知に~共創のライズアップ~」創立75周年の高知大学 記念式典の総合プロデューサーに穴井豪さん起用へ

高知大学は、24年11月に開催する創立75周年の記念式典の総合プロデューサーに、舞台の振付などで活躍するダンスアーティストの穴井豪さんを起用することを発表しました。

今年、創立75周年を迎える高知大学。24日に開かれた定例記者会見で、11月3日に高知市の県民文化ホールで開催される記念式典の概要が発表されました。

タイトルは『気高く心躍る知に~共創のライズアップ~』。総合プロデューサーを務めるのは高知大学の卒業生で、国民文化祭のオープニングステージの総合演出や、『スーパー歌舞伎Ⅱワンピース』の振付などを手がける穴井豪さんです。

(記念式典の総合プロデューサー 穴井豪さん)
「朗読・よさこい・映像、そして何よりも式典に大切なスピーチ。これら絶妙なバランスで取り入れた、今まで本当になかった舞台という形で高知大学のこれからあるべき姿を一つ表現できたらいいなと思っております」

また、24日の会見では、能登半島地震の調査の概要も報告されました。地盤工学が専門の原忠教授は、地震発生からおよそ1か月後に能登半島へ。先週、2度目の調査に入りました。

(高知大学 原忠教授)
「(奥能登地域は)3か月経ったとはとても思えない、現状そのまま。被災した時から時が止まっている。まったく時計が進んでいないという状況です」

原教授は、奥能登地域では地域の復興ビジョンを定める必要があることや、液状化で損傷した密集集落の復興への課題があると報告しました。さらに、被災した地域では、ほかの市や県に避難した人たちが戻って来ず、人口が流出するケースが懸念されていて、高知県も同じ状況におちいる可能性があると指摘しました。

(高知大学 原忠教授)
「高知においても、まったく同じ状況が予測されますので、こういったことに対して様々な知識を結集して議論を重ねていく。議論を重ねたことによって、対策したことが活かされる。そういうような考え方を大学も含めて考えていくべきだと思う」

今回の調査についての詳しい報告会は、6月に行う予定だということです。

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