基本部屋干し、男性ものを干す“洗濯対策”より効果的なのは、20~40代女性の「一人暮らしの自衛対策」【トップ3】

洗濯ものも見られている!?(photoAC)

この春から新生活をスタートさせ、一人暮らしを始めた女性も多いだろう。これからは家事全般、生活のすべても自分で行わなければならず、かつ女性の一人暮らしだと危険な目に遭わないよう、空き巣や強盗などからの防犯対策も重要になってくる。そこで今回は20~40代の女性100人に「一人暮らしの自衛対策」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

第3位(14.0%)は、洗濯の干し方。

空き巣は、その家に干されている洗濯物の量や種類を観察し、家族なのか単身者なのか、男性か女性か、そこに住む住人の性別を推測するそうだ。女性ものの服だけが干してあると、女性の一人暮らしであることが分かり、狙われやすくなるという。また、洗濯物を干す時間や取り込む時間で、留守にしている時間を悟られることもあるので注意が必要とのこと。

「下着をベランダに干さない。女性が住んでいることがバレないように」(32歳/女性/学生・フリーター)

「洗濯物は基本部屋干し。外観から住人の性別が分からなくなるから」(42歳/女性/主婦)

「男性の下着を毎日干せば、女性の一人暮らしだとバレない」(44歳/女性)

「盗難も避けられるので、下着類は外干ししない」(41歳/女性)

「男性用の洋服をベランダに干す。男性が住んでいる、もしくは男性と住んでいると思わせることでリスクを軽減」(27歳/女性)

■第2位は基本の防犯、戸締り

第2位(20.0%)は、戸締まり。

戸締まりの習慣化は防犯の基本。地方だと玄関の鍵をかけずに、近所の人がお茶を飲みに自分のうちのように入ってくる、なんてこともあるが、都心では隣にどんな人が住んでいるかもわからず、家の中に人がいても押し入ってくる強盗もいる。そのため、たとえ在宅時であっても戸締まりは必至。空き巣は侵入してから数分で事を終えるというデータもあるため、外出時だけでなく、ゴミ出しやちょっとコンビニに買い物へいく際も、必ず戸締りをしよう。

「絶対に入れないように、チェーンも閉める」(31歳/女性/学生・フリーター)

「家にいるときでもちゃんと鍵をかける。宅配の訪問を装った悪人も少なからず存在すると思うから」(44歳/女性/主婦)

「戸締りをしたか、3度は確認する」(38歳/女性/総務・人事・事務)

「不法侵入を防ぐため、極力窓は開けないようにする」(26歳/女性/総務・人事・事務)

「チェーンは必ず閉めたまま応答。絶対に入ってこないようにするため」(48歳/女性/総務・人事・事務)

■第1位は簡単に侵入できないオートロック物件

そして第1位(24.0%)は、オートロックの家に住む。

マンションエントランスの扉を鍵で施錠しなくても自動でロックされるセキュリティ設備のオートロック物件は、鍵や暗証番号での解錠や、入居者に内側から開けてもらわないと入れないため、不審者が侵入しにくい。といっても、オートロックのドアが閉まるまでわずかな時間があり、その隙に住人の後をつけて入ったり、外に出る住人や宅配業者と入れ違いで侵入するなどの事例もあるため、油断は禁物だ。

「決まった人しか入ることができないから安心」(36歳/女性/主婦)

「簡単には侵入できないから」(39歳/女性)

「安心して生活できる」(41歳/女性/主婦)

「不審者に侵入される確率が下がると思う」(48歳/女性/総務・人事・事務)

「鍵を閉め忘れても勝手に閉めてくれる」(26歳/女性)

「変な人が訪ねてきても玄関先まで来ることができないから」(26歳/女性/コンピュータ関連以外の技術職)

「侵入されにくく、安心できる」(38歳/女性/主婦)

■「一人暮らしの自衛対策」ランキング
1位 オートロック物件
2位 戸締り
3位 洗濯の干し方
4位 周囲・近所にこだわる
5位 2階以上の物件
6位 鍵・スコープへの対策
6位 カーテン
8位 電話・インターホン対策

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