〔能登半島地震〕断水復旧状況の推移(4月23日現在)

By 大脇 桂

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、北陸地方の広い範囲で大規模な断水や停電が発生しました。今回の災害では、停電は一時最大で約4万8930軒、断水は一時最大で約11万7000軒となり、停電よりも断水の軒数の方が多く、復旧にも時間がかかっているという特徴がみられます。(レスキューナウまとめ)

4月23日現在(前回更新 4月19日)
・断水は、今回の災害による断水の最大値から96.2%が復旧しています(前回96.1%)。輪島市、鳳珠郡能登町で復旧が進みました。全体の断水軒数の6割以上が珠洲市の断水となっています。

・珠洲市は、今回の災害による断水の最大値から41.0%が復旧しています(前回41.0%)。今回は動きはありませんでした。復旧が継続していくことが強く期待されます。

■各自治体における断水の最大値からの復旧率
・輪島市 85.8%(前回85.1%)
・珠洲市 41.0%
・鳳珠郡能登町 96.6%(前回95.8%)

・停電は、3月15日までにすべて復旧しました。〔能登半島地震〕断水・停電復旧状況の推移(3月15日現在)

2024能登半島地震断水グラフ4/23
2024能登半島地震断水グラフ4/23
2024能登半島地震断水4/23

【参考】東日本大震災(2011年) ライフライン被害の推移

【参考】〔2022年台風15号〕静岡市清水区の断水復旧状況の推移(2022/9/23~10/1)

【参考】〔千葉大規模停電〕復旧状況の推移(2019/9/9~9/24)

【参考】北海道胆振東部地震の際の停電の復旧状況(2018/9/6~9/13)

※ライフラインのデータは、国土交通省、厚生労働省、石川県、北陸電力、自治体の発表をレスキューナウが集計したものを利用しています。いずれも発表当時のものです。

※情報は発信時点のもので、最新の状況と異なる場合があります。

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