レイカーズは“ヨキッチ対策”にハワードを獲得すべきだった?本人はSNSに「今も調子は良いよ(笑)」と投稿<DUNKSHOOT>

今季のロサンゼルス・レイカーズは、昨季に続いてプレーイン・トーナメントを勝ち上がり、ウエスタン・カンファレンスの第7シードを獲得。4月20日に開幕したプレーオフのファーストラウンドでは、連覇を狙う王者デンバー・ナゲッツと対戦している。

シリーズはここまで2試合を終えてナゲッツの2勝0敗。初戦でレイカーズは前半をリードで折り返すも、第3クォーターに18-32と圧倒されて103-114で敗退、第2戦は20点差を追いつかれ、ジャマール・マレーのブザービーターで99-101で逆転負けを喫した。

レイカーズはこのシリーズ、相手の大黒柱であるセンターのニコラ・ヨキッチ(211㎝・129㎏)にアンソニー・デイビス(208㎝・115㎏)と八村塁(203㎝・104㎏)をつけているが、昨季のファイナルMVPは、第1戦で32得点、12リバウンド、7アシスト、第2戦では27得点、20リバウンド、10アシストのトリプルダブルをマークした。

昨年のカンファレンス決勝でも平均27.8点、14.5リバウンド、11.8アシストの活躍を許したように、ヨキッチに対する答えを見つけられずにいるレイカーズ。そんななか、元NBA選手で現在はプエルトリコでプレーしているドワイト・ハワードがシリーズ第1戦後にSNSを更新。
18年間のNBAキャリアでリバウンド王5回、ブロック王2回、最優秀守備選手賞にも3回輝いている208㎝・120㎏のビッグマンは、X(旧ツイッター)に「レブロン(ジェームズ)は39歳、俺は38歳だ! 俺は3年前に『調子は今も良い』と言った。今も調子は良いよ(笑)」と投稿。さらにインスタグラムでは、自身がヨキッチにマッチアップしていたNBA時代の動画をポストした。

ハワードは2012-13シーズン、19-20シーズン、21-22シーズンにレイカーズに在籍。ナゲッツと対戦した2020年プレーオフのカンファレンス・ファイナルでは、フィジカルを生かしたディフェンスでヨキッチを苦しめ、シリーズ突破に大きく貢献した。

現在レイカーズのロスターには、デイビスと八村、レブロン(206㎝・113㎏)、ジャクソン・ヘイズ(213㎝・100㎏)、クリスチャン・ウッド、ジャレッド・ヴァンダービルト(ともに203㎝・97㎏)、がいるが、レブロンはオフェンス面の負担が大きく、ウッドとヴァンダービルトは故障離脱中。ローテーションメンバーでサイズとフィジカルを兼備した選手はデイビスだけとなっている。

NBAの規定でプレーオフ期間中に選手を獲得することはできないが、ナゲッツとのシリーズを見て、もし今のチームにハワードがいたら……と感じたファンは少なくないかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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