名古屋市千種区のスイーツの無人販売店で、両替機が盗まれる事件があった。3台の防犯カメラが犯行の様子を捉えていた。
事件は「24スイーツショップ名古屋千種店」で、23日午前4時15分ごろに起きた。防犯カメラが捉えたのは、店に入ってくる不審な2人組だ。
黒い目出し帽のようなものと帽子で顔を隠し、1人は手にバールを握っている。
2人は迷うことなく、店の奥にある両替機へ。力ずくで引き倒すと、固定されているチェーンを外す。
そして両替機を持って店の外へ。わずか30秒の犯行だった。
犯行はこれで終わらず、1人が再び店内へ。料金箱に手をかけ、バールで壊そうとする素振りも見せたが、諦めたのかそのまま店を出ていった。
店のオーナー:
大切な店だったんですけども、あんなに雑な感じで扱われて、非常に怒りが込み上げてきますけど
この店は2023年8月に名古屋市千種区にオープンし、24時間営業で全国から取り寄せた人気のスイーツを無人販売していた。
SNSでも注目され、系列店の中には月に1000万円以上を売り上げる店舗もあったという。
店のオーナーによると、壊された両替機には現金10万円ほどが入っていて、被害総額は機械本体とあわせ20万円ほどにのぼるという。
両替機は事件当日の昼ごろ、3kmほど離れた平和公園で発見された。
破壊されて現金は全て抜き取られた状態で、24日朝にオーナーが警察署から引き取った。
店のオーナー:
車も防犯カメラに映っていたりとかで、犯人に近づいているみたいな感じで言っていましたので、捕まるのも早いんじゃないかなと思います。自首してほしいなと思います。キャッシュレスオンリーにするという方向もあるんですけど、現金の方がいたら困りますよね。その辺をどうしていくかはありますけど
オーナーは被害届を提出し、警察が窃盗事件として犯人の行方を追っている。
(東海テレビ)