新潟佐渡市の男性が3600万円の詐欺被害 SNSで有名実業家が投資促す広告をタップ、“アシスタント”の指示で口座に送金

 実在の著名人をかたる人物から交流サイト(SNS)で投資話を持ちかけられ、約3600万円をだまし取られたとして、新潟県佐渡市の70代男性が4月24日、佐渡署に被害を届け出た。佐渡署は詐欺事件として調べている。

 佐渡署によると1月7日、SNSで株式情報を見ていた男性が、著名実業家が投資を持ちかける広告を見つけてタップしたところ、別のSNSに誘導され「国際金取引で25〜30%の利益を目標にする」などとメッセージを受け取った。

 男性は著名人のアシスタントをかたる人物の指示通り、約2カ月にわたり7回に分けて現金約3600万円を指定口座に送金した。

 ネット上の口座画面では利益が出ていると表示されたが、男性が引き出そうとしたところ、引き出せず、被害に気づいた。

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