リヴァプールが“本命”指揮官の獲得へ…フェイエノールトとの交渉を開始

リヴァプールは24日、来シーズンの新監督候補に挙げられていたフェイエノールトのアルネ・スロット監督を招へいすべく、同クラブとの交渉を開始したようだ。イギリスの複数メディアが一斉に報じている。

現在リヴァプールを率いているユルゲン・クロップ監督は、今季限りでの退任が発表されており、同クラブは後任探しに着手。これまで、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督や、スポルティング・リスボンのルベン・アモリム監督など、様々な指揮官候補が浮上していたが、23日に新たな候補者としてスロット監督の名前が挙がっていた。

バルセロナやバイエルンも興味を示していたとされるスロット監督は昨夏、トッテナムやチェルシーとの関連も報じられていたが、最終的にはフェイエノールトに留まることを決断。しかし今回は、アンフィールドでの仕事に意欲を見せているという。スロット監督はフェイエノールトとの契約を2026年まで残しており、契約解除条項はないものの、リバプールは補償金を支払うことでの円満な解決を目指しているとのこと。『The Athletic』によれば、リヴァプールからの最初のオファーは拒否されたが、交渉は継続される模様だ。

スロット監督は母国オランダで指導者経験を積んできた人物で、AZの監督を経て、2021-22シーズンよりフェイエノールトを指揮。昨シーズンはフェイエノールトを6シーズンぶりのエールディヴィジ制覇へ導いた。今季は残り4試合となったなかで、首位を走るPSVと勝ち点「9」差の2位につけており、エールディヴィジ連覇は非現実的となっている。だが、KNVBベーカー(オランダカップ)ではトロフィーを掲げており、2シーズン連続でチームにタイトルをもたらしていた。

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