高山市高根町に市が新築する複合施設「高根多目的センター」の起工式が２３日、現地で行われ、市と地元住民、工事関係者ら約４０人が出席して工事の安全などを祈りました。
老朽化が進む支所と診療所の改築に併せ、防災や子育て支援、福祉などの機能を集約した複合施設を建設するものです。
建設する施設は、木造平屋建て９９９平方メートルの多目的センターと、木造の屋根付き駐車場２棟です。
地元の塩沢温泉の温泉熱を活用した融雪設備のほか、非常時用の発電機が完備されています。総工費は８億２千万円です。
起工式では、施主の田中明市長が、鍬を手に穿(うがち)初（ぞめ）の儀を行いました。
田中市長は「防災や子育て支援、図書館に福祉、観光や商工など、この地域の中心となる場、期待しています」とあいさつしました。
この高根多目的センターは、２０２５年３月末に完成予定で、５月から運用開始ということです。
