豊橋市が「モンハン」一色に!カプコン×JR東海によるコラボ現地企画第3弾「豊橋へ一狩りいこうぜ!」プレスツアー&オープニングセレモニーレポート

東海旅客鉄道(以下、JR東海)が主催する“推し旅”キャンペーンの一環として開催中の、カプコンのゲームキャラクター達が東海エリア各所や東海道新幹線とコラボする大型観光プロジェクト「CAPCOM TRIP TOKAI」。

その第3弾として、本日4月24日~7月31日にかけて実施される「豊橋へ一狩りいこうぜ!」では、人気ハンティングアクション「モンスターハンター」(以下、「モンハン」)シリーズと、愛知県豊橋市のコラボレーションが実施される。

今回は、その開催前日に行われたプレスツアーとオープニングセレモニーの模様をレポートしていく。

■豊橋市の各地を巡り、「トヨハシクエスト」をこなしていく

本企画のメインと言えるデジタルスタンプラリー「トヨハシクエスト」に参加するには、「カプ旅」の専用サイトへのアカウント作成とログインが必要になる。

サイト内では、本イベントのための様々なクエストが用意されており、豊橋市内の各スポットに設置されたQRコードを読み込んでクエストをクリアすることで、スタンプをゲットできる。

クエストは全10種類用意され、達成したクエスト数に応じて豊橋市の観光案内所でオリジナル描き下ろしステッカーとの交換ができるという仕組みで、クエストにはクイズ形式からフリック操作でモンスターとバトルをするものまで様々だ。ただし、景品の交換には最低で5箇所のクエスト達成が条件となる。

ただ、本企画の楽しみは豊橋市内だけに留まらない。

「カプ旅」のサイト内では、豊橋市への移動手段となる新幹線限定のコンテンツとして、新幹線が一定の速度に達した時のみ挑戦可能なカプコンにまつわるクイズ「カプ旅クイズ100」が用意されている。

デジタルスタンプラリーやカプ旅クイズに挑戦すると、「カプ旅」ポイントが溜まっていき、今回の企画のために用意されたオリジナル景品の抽選に参加できるようになっている。クイズは最大で5回まで挑戦可能で、豊橋市に到着するまでの移動中から特別な気分を味わえる。

一方、豊橋市内ではクエストのスポットだけではなく、様々な「モンハン」シリーズに関連した装飾も行われている。

まず新幹線の改札を出ると、豊橋市の観光大使となったアイルーのオブジェや「モンハン」シリーズの映像が上映されているディスプレイ、デジタルスタンプラリーのクエストが確認できるクエストボード、たくさんの壁吊り看板といった多数の装飾がお出迎えしてくれる。

景品の交換を行える観光案内所は新幹線改札のすぐ近く。こちらも「モンハン」仕様になっている。

豊橋駅を出た後も、ラッピングがされた路面電車や、商店街の中吊り看板にのぼりなど、豊橋市内のいたるところが「モンハン」一色で染まっている。歴代シリーズに登場した様々なモンスターに出会えるので、街中を歩いているだけでも「モンハン」ファンは自然とテンションが上がるはずだ。

今回のプレスツアーでは直接見ることはできなかったが、「こども未来館ここにこ」では巨大なジンオウガのオブジェ、豊橋市市役所には歴代シリーズの受付嬢の衣装展示も行われるとのこと。こちらは是非とも自分の目で見てみたかったところだ。

観光の楽しみだけではなく、豊橋市の地元の名産品とコラボしたおみやげが豊富に用意されている。

今回はお菓子類を中心に試食もさせてもらったのだが、元々豊橋市でも人気の高いお土産とのコラボということもあってか、普段コンビニなどで買うスイーツとは明確にレベルが違うと感じられる美味さ。筆者は東京在住ということもあり、今まで豊橋市に立ち寄ったことはなかったが、このお土産のためにもう一度豊橋市に来るか通販で注文したいと思ったほどだ。

丸八製菓の「カムラの里 うさ団子」(1,620円)。「モンスターハンター ライズ」に登場した食事が再現されている。
お亀堂の「モンスターハンターあん巻き 4ヶ入り」(1,180円)。アイルーにちなんだ焼印が入れられている。
ヤマサちくわの「豆ちくわ詰合わせ」(780円)。肉ではなくちくわを焼いているハンターのパッケージが面白い。
菓匠華月の「うずらプリン カラメル味」(390円)。ハンターが持ち帰ったモンスターの卵からもプリンが作れるのだろうか。
ボンとらやの「モンハンコラボ ピレーネ ハチミツ味」(390円)。豊橋市の大人気銘菓であるピレーネにほのかなはちみつの風味が加えられている。
道の駅とよはしの「豊橋へ 一狩りいこうぜ!豆菓子」(1パック480円)。4種の味バリエが用意されている。
グリーンカフェでは、こんがり肉やアイルーパンケーキなど「モンハン」シリーズをイメージしたオリジナルコラボメニューが提供される。

また、豊橋駅と隣接した宿泊施設「ホテルアソシア豊橋」でも、「モンハン」シリーズとのコラボが実施される。

ホテルのロビーでは、シリーズの看板モンスターである「リオレウス」の足跡を再現した巨大な足型が展示され、普段ハンターが戦っているモンスターの大きさを実感できる。

本日4月24日からスタートする特別な宿泊プランとして、「モンハン」とのオリジナルコラボルームも用意される。

部屋内には様々な「モンハン」に関連した装飾が。壁の左側はモンスター、右側にはハンターが描かれており、それぞれ対峙するような構図になっている。
部屋に入るとアイルーのベッドライナーがお出迎え。こちらは持ち帰れないので注意が必要だ。

歴代の「モンハン」シリーズのオープニング動画を再生できるサービスに加えて、特典としてアイルーが描かれたオリジナルのコラボタオル、描き下ろしポストカード3枚セット、オリジナルデザインの路面電車の1日フリー乗車券、コラボ商品として販売される豆菓子も付属する。

コラボルームはスタンダードツインで、1~3名まで利用可能。1日1室限定とのことなので、宿泊予定なら早めに予約しておくのがいいだろう。

■オープニングセレモニーには後藤真希さんが登壇

プレスツアー後には、穂の国とよはし芸術劇場PLATにてオープニングセレモニーも実施された。

セレモニーには、本イベントの主催となるJR東海の榊原篤氏、豊橋市市長の浅井由崇氏、「モンハン」シリーズプロデューサーの辻本良三氏の3名がそれぞれ登壇し、無事に本イベントの開催が実現した喜びと、関係各所への感謝を語る。

榊原篤氏
浅井由崇氏
辻本良三氏

JR東海の福井一貴氏による企画の趣旨説明も行われた。福井氏によると、本イベントの企画が動き始めたのはなんと2年半も前。東海地方の様々な街の中でも豊橋市に話を持っていったのは、新幹線の停車駅でもある豊橋市は東京・大阪の両都市からのアクセスが良好で、駅から周囲2キロ圏内に市の歴史と伝統を知ることができるスポットが集中しており、観光地としての魅力が高いと考えたためだという。

福井一貴氏

そのため、本イベントは「見る・買う・遊ぶ・食べる・泊まる」といった、旅のあらゆる楽しみを豊橋市内だけですべて楽しめるようになっているのが特徴。「モンハン」シリーズファンに新しい楽しみを提供しながら、同時に豊橋という土地のファンになってもらうことがイベントの目的にもなっていることが明かされた。

セレモニーには、豊橋市の観光大使となったアイルーも登場。クエスト報酬として、浅井市長から巨大ステッカーが手渡されていた。

セレモニーの後半では、スペシャルゲストとして大の「モンハン」シリーズファンで知られる後藤真希さんが登壇。

仕事で何度も愛知県には来たことがあるという後藤さんだが、豊橋駅に降りたのは初めてで、駅を降りた際には思わず写真撮影をしていたのだとか。今回の企画の中では、ゲーム内のアイテムも連想させてファン心を擽る、地元の企業とコラボしたお土産が気になっているようだ。

「モンハン」シリーズの魅力については、「自分のスタイルでどこまでも楽しめる要素があるところ」と語り、カジュアルに楽しむこともできれば、全クエストをクリアした後もまだ楽しみを自分で見つけられる奥深さがある、遊びの幅広さをポイントとして挙げる。

また、後藤さんがこれまで狩ってきたモンスターの中で一番印象に残っていると語ったのが、「モンスターハンターワールド:アイスボーン」に登場したミラボレス。これは「一番苦戦した相手」としての印象が強いようで、自身のYouTubeチャンネルで討伐に挑戦した際にはかなり苦戦を強いられることになり、その分クリアした際の喜びも一塩だったのだとか。

最後に2025年に発売が予定されている最新作「モンスターハンターワイルズ」にも言及し、「まだか、まだかと思っています」と、発売を首を長くして待ちわびている現在の心境を語りつつ、現在は予習も兼ねて、過去のシリーズ作品を再度プレイして、「ワイルズ」までに「モンハン」熱をさらに高めていることも明かしていた。

本日4月24日よりスタートとなる「豊橋へ一狩りいこうぜ!」。実際に我々が取材できたのは開催の前日であるため、開催当日以降の盛り上がりについては分からなかったのだが、プレスツアーで軽く街中を歩いただけでも、明らかに普段ゲームをあまりやらなさそうな年代の地元の人が、興味深げに足を止めて事前に設置が完了したオブジェを眺めている光景に何度も遭遇し、「モンスターハンター」というIPの力を改めて感じられた。

コラボ商品を開発した地元企業の熱意も凄く、豊橋市が一帯となって本イベントを盛り上げていこうという一体感も感じ取ることができた。

これからゴールデンウィークに差し掛かる人も多いと思うので、これを機に豊橋市への旅行も検討してみてはいかかだろうか。

「豊橋へ一狩りいこうぜ!」特設ページ
https://recommend.jr-central.co.jp/oshi-tabi/jrc_cap/toyohashi/deco/

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