【多摩川ボート・東京スポーツ賞】渡辺雄朗が当地初V「東京3場では平和島での優勝が残っている」

念願の地元Vを達成した渡辺雄朗

ボートレース多摩川の「第59回東京スポーツ賞」は24日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の渡辺雄朗(37=東京)が逃げてデビュー水面で初Vを飾った。

進入は枠なりの3対3。インからコンマ16の好スタートを決めて1Mを先に回ると、そのまま押し切った。「インからのスタートだったし、プレッシャーはあった。それでも道中で後ろは気にならなかったので、いつも通りの旋回を心がけた。逃げられて良かった」と逃走劇を振り返った。

今節の相棒は未使用だった40号機。「初下ろしエンジンはまっさらな状態から調整できるので大好物。前検から直線を求めてペラを煮詰められたし、優勝戦でも足は直線に寄っていて悪くなかった」と、きっちり仕上げでVをつかみ取った。

「多摩川はデビュー水面。ここでウイニングランができて最高!」とニッコリ。「東京3場では、あとは平和島での優勝がまだ残っている。あとひとつ、平和島を勝ちたい。もちろんまた多摩川に来た時も優勝を狙って走る」と気持ちを引き締めていた。

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