オリックスが今季2度目のサヨナラ勝ち 延長十回にまた紅林が決めた 手荒い祝福、中嶋監督から「頭突きを食らいました」

 延長10回、紅林はサヨナラ打を放ち、大喜びで一塁に向かう(撮影・坂部計介)

 「オリックス4-3西武」(24日、京セラドーム大阪)

 オリックスがサヨナラ勝ち今季初の3連勝を達成し、貯金を「2」とした。

 3-0の九回、守護神の平野佳が中村剛に2号ソロを被弾するなど3失点し同点に追いつかれた。延長戦に突入したが十回2死二、三塁で、紅林が左翼線へタイムリーを放った。仲間に水をかけられるなど手荒い祝福を受け、ズブ濡れになった。

 ヒーローインタビューで紅林は「やることをやるぞという気持ちだった。(打った瞬間は)あんまり覚えてない」と振り返った。自身のサヨナラ打は11日の楽天戦以来で今季2度目。前回は無視された中嶋監督から今回は「頭突きを食らいました」と笑顔で明かした。

 先発のエスピノーザは7回2安打無失点と好投。球団新外国人では史上初となる来日初登板からの4戦4勝こそならなかったが、防御率0.33と圧巻。

 打線はゴンザレスが三回、左越えに1号先制ソロ。七回は先頭・セデーニョの右中間二塁打などで1死三塁とし、森が左前にポトリと落とす適時打。さらに宗にも右翼線適時打が飛び出し、3点目を奪った。

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