「熱中症特別警戒アラート」運用開始 過去に例のない危険な暑さから命を守る対応を(島根・鳥取)

24日の山陰地方は天気が回復に向かい、日中は肌寒かったものの、25日からは最高気温が25℃前後まで上がり、汗ばむ暑さになりそうです。
こうした中、環境省が例年発表している「熱中症警戒アラート」の運用が24日から始まりました。気温・湿度などを基に算出した「暑さ指数」が、熱中症への厳重な警戒が必要な「33」以上になると発表されます。
記録的な猛暑だった2023年は、島根・鳥取両県でともに30回以上発表されました。
また熱中症により搬送された人の数は、両県ともに600人以上に上りました。
こうした中、過去に例のない危険な暑さへの対策を呼びけるため「熱中症警戒アラート」の一段上に位置づけられた「熱中症特別警戒アラート」も24日から運用が始まりました。
「暑さ指数」が、都道府県内の全ての地点で、「35」に達すると予想される場合に発表されます。命を守るための具体的な行動が、より一層必要な状況であることを示しています。
3カ月予報では、7月にかけて気温が平年より高くなると予想されていますので、早め早めの対策を取るようお願いします。

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