「神血の救世主」、SHIBUYA TSUTAYAで特設ブースをオープン!初のグッズ、初の展示。制作スタジオの漫画編集者・遠藤氏がその歩みを振り返る

by 柳島雄太

【特設ブース】

期間:4月25日~5月23日

会場:「SHIBUYA TSUTAYA」6階 IP書店

Studio No.9は、LINEマンガなどで掲載中のマンガ「神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~(以下、神血の救世主)」において、特設コーナーを「SHIBUYA TSUTAYA」6階の「IP書店」にて展開する。期間は4月25日より5月23日まで。

「神血の救世主」は、異界からの驚異に対抗する超人的存在・プレイヤーがいる世界で、イジメられっ子の主人公・有明透晴が既存の金・銀・銅のどれでもない、“虹”ランクのプレイヤーに選ばれるところから物語が始まるマンガ。血液を自在に操るスキルを手に入れた有明透晴は生活も立場も一変。戦い続ける日々の中、徐々に世界を救う存在・“救世主”としての頭角をあらわしていく……というストーリーが展開される。

本作は国内のスタジオ「Studio No.9」が手掛ける縦読みのwebtoon作品であり、累計ビューは1億を超え、初のコミックスの発売を5月27日に予定している人気タイトルだ。リニューアルオープンを翌日4月25日に控えたSHIBUYA TSUTAYAでは内覧会が開催されており、特設ブースではStudio No.9の漫画編集者、遠藤寛之氏に話を伺うことができた。

特設コーナーにてインタビューに応じてくれたStudio No.9の漫画編集者、遠藤寛之氏

遠藤氏によればこれまで「神血の救世主」は自主企画のファンミーティングなどは開催されていたものの、こうして公式で展示を行うというのは初の試み。そもそも本作は「今後世界的に人気が出ていく分野に挑戦したい」という思いからStudio No.9が初めて手掛けた作品でもあり、それがこうしてTSUTAYAで展開されるほどのタイトルに2年間で成長したことについては「凄い手応えを感じている」とした。

Studio No.9が立ち上がった2年前、というのはまさに国内のwebtoonスタジオが盛り上がってきたタイミング。その後約1年の間には黎明期に立ち上がったスタジオの作品が世に出てきて結果が出始めていた時期で、最近でも去る2023年8月には大手出版社である集英社が縦読みマンガを手掛けるTOON FACTORYを設立するなど、遠藤氏はwebtoonを今後もどんどん盛り上がっていくジャンルだと見ているという。そんなwebtoon界でも異例とも言えるヒットを飛ばした「神血の救世主」。遠藤氏は「アニメ化したい!」という野望とともに、これから紙媒体のコミックスも刊行して作品をより広めていきたいという考えだ。

特設コーナーにて展開されるグッズ。グッズを発売するのも展示を出すのも初めての試みだ

なお、特設ブースではアクリルスタンドやステッカーといったグッズが展開されるほか、コミックスはSHIBUYA TSUTAYAで購入すると限定の特典として「断章・渋谷鏖魂(カタストロフ)」をモチーフとしたステッカーも配布される。これまでもやはり”実際に手に取れる”グッズを望むファンの声は大きかったとのことで、「グッズは是非ファンアイテムとして飾っていただきたいですし、コミックスをお届けできるというのはとても嬉しい」とした。

ちなみに、webtoonはその成り立ちからして従来の横読みマンガとは構成が大きく異なる。これを紙に落とし込み、発行するためには組み直しが必要で、元々縦の視線を意識した作りのものを横に直していくのは大きな苦労があったという。とはいえ苦労の甲斐あってコミックスは「綺麗にに版面に組めた」と自信をのぞかせており、「普段紙のマンガしか読まない方にも是非手に取ってみてほしい」とした。

最後に、遠藤氏は「昔から応援してくださっている方は1億ビューの記録を出せるところまで、ずっと応援し続けてくれてありがとうございます。この機会に「神血の救世主」をもっとより多くの方に知っていただきたいですし、もし面白いと思ったら是非他の方にもご紹介していただければと思います。本当にいつも応援ありがとうございます!」とコメントした。

「神血の救世主」のコミックスは5月27日発売予定。現在予約を受け付けており、SHIBUYA TSUTAYAで購入するとオリジナルステッカーが配布される

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