【西武】9回に3点差追いつくも延長10回サヨナラ負け…借金は最大7

西武・中村剛也

西武は24日のオリックス戦(京セラ)に延長10回の末3―4のサヨナラ負けで敗れ今季2度目の4連敗。7連敗を止めた直後の4連敗でここ12試合の戦績は1勝11敗、借金は最大7となった。

打線はこの日も大幅に組み替えられ連敗脱出への試行錯誤を繰り返した。

チームの核である源田、外崎の二遊間と開幕から4番に据えてきたアギラーをスタメンから外し、山野辺、児玉の新二遊間コンビ、1番には今季初めて高松を入れクリーンアップには中村剛、佐藤龍、平沼を並べた。

だが、この大胆な打線組み替えも機能せず、オリックス先発・エスピノーザ、宇田川の前に8回までわずか2安打と抑えられた。

しかし、この日の西武は敗色濃厚と思われた9回に意地の反撃を見せた。「3番・DH」でスタメン出場した中村剛也内野手(40)が相手3番手・平野の高めに浮いた122キロスライダーを仕留め左翼スタンドへ反撃の2号ソロを叩き込んだ。

守護神・平野につけた今季初失点。この一発を号砲に4番・佐藤龍があわや連続本塁打となる左翼フェンス上段直撃の三塁打、5番・平沼が左線適時二塁打で1点差とし、さらに二死一、三塁からこの日が34歳のバースデーとなった金子が平野のフォークを拾い中前打とし土壇場で3―3の同点に追いついた。

ただ反撃もここまで。延長10回裏、4番手・本田が紅林に左翼線にサヨナラ打を打たれ連敗脱出はならなかった。

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