ウエストランドが〝ギャラ折半〟廃止へ 太田光代社長の長年の説得に井口折れる

「ウエストランド」の井口浩之(左)と河本太

芸能プロ「タイタン」の太田光代社長が24日、事務所所属のお笑いコンビ「ウエストランド」の河本太が起こしたタクシー運転手とのトラブルについて、電話取材に答えるかたちで事情を説明。騒動を受け、これまでコンビで稼いだギャラについてはそれぞれの個人仕事でも完全に折半としていたが、この給与形態を停止する方針を明かした。

騒動後、事務所内ではコンビと事務所側で話し合いの場が持たれたという。同席したのはウエストランド、マネジャー陣、太田光代社長に加え、「爆笑問題」太田光も加わったようで、光代社長を筆頭にみっちりと〝お説教〟。さらに、その一部で給料問題にも言及したことを明かした。

光代社長によると、コンビのギャラ事実については折半の方式だったというが「ここ何年かは井口の仕事が増えていて、それでも折半にするのはおかしいからこのままじゃダメだとは思う」と何度も提言してきたという。ただこれについては、コンビ愛の強い相方・井口浩之がかたくなに拒否してきたようで、光代社長は介入せずに見守る方針を取ってきた。

しかし今回のトラブルで「きちんと自分で稼がないとお金が入ってこない、ということを河本が実感しないといけない」と社長として改めて痛感したようでタレント側の意向を確認することに。これまでは折半の変更に応じてこなかった井口も「これはやめたほうが良いって自分でも思いました」とついに了承し、すでに折半制度はなくなっているという。

河本は、今月20日に品川駅付近の路上でタクシー運転手とのトラブルがあったことを「文春オンライン」に報じられた。光代社長はこのトラブルは「お互いの誤解」によって発生したものだと説明。乗り場ではない場所で客を降ろしたタクシーに乗車しようと試みた河本だったが、タクシーはその場から去ることに。これに激怒した河本が〝乗車拒否〟だと判断し、車体をひと蹴り。これに反応した運転手と大もめの事態に発展し警察沙汰となっていた。当時、河本は泥酔状態にあったという。

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