『花咲舞が黙ってない』視聴率6%台にダウン…杏主演シリーズは16%で「池井戸潤なのに低い」?

池井戸潤氏の人気小説を連続ドラマ化した『花咲舞が黙ってない』第3シリーズ(日本テレビ系/土曜午後9時~)の第3話が、4月27日午後9時より放送。今シリーズより、主人公・花咲舞役が杏から今田美桜に切り替わったが、ネット上では「池井戸ドラマにしては視聴率が低い」との指摘も見られる。

今期、日テレが新設した「土ドラ9(ナイン)」枠の第1弾作品にあたる同ドラマは、メガバンク「東京第一銀行」を舞台に、銀行の古い体質や不条理に黙ってられない花咲舞(今田)が、 支店や本部で巻き起こる事件や不祥事をスッキリと解決していく“痛快銀行エンターテインメント”。主演の今田のほか、山本耕史、ずん・飯尾和樹、神尾佑、要潤、菊地凛子、上川隆也らがレギュラー出演している。

※以下、『花咲舞が黙ってない』第2話のネタバレを含みます

第2話では、赤坂支店で情報漏洩に関するトラブルが発生し、臨店班の舞と相馬健(山本耕史)が出向くことに。支店長に話を聞くと、取引先である白石珈琲の社長・白石吾郎(斉藤暁)が、出店計画の情報漏洩を疑っており、社員たちの口座に“情報の見返り”が振り込まれていないか「調べてほしい」と頼んできたのだとか。

早速、舞と相馬が白石のもとを訪れると、白石は出店を計画していた場所に、ライバル店である「オマールカフェ」が先に出店するケースが相次いでいると説明。舞たちは「なんとか白石珈琲の力になりたい」と調査を進めるが、情報漏洩の犯人は白石珈琲の社員ではない可能性が浮上する……というストーリーだった。

『花咲舞が黙ってない』第2話で視聴率6%台にダウン

ネット上では、杏と今田を比べる声が相次いでおり、「杏も良かったけど、今田美桜は表情豊かで目力が強くて結構良い!」と肯定的な声が上がる一方で、「杏のイメージが強すぎて、すんなり受け入れられない」「今田美桜も悪くないけど、やっぱ杏で見たかったな~」といった感想も見られる。

なお、第3シリーズの初回は平均世帯視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタートしたが、第2話で6.9%にダウン。

一方、過去のシリーズは、2014年4月期の第1シリーズが全話平均16.0%、15年7月期の第2シリーズが14.5%を記録しており、これと比べると第3シリーズはどうしても寂しい印象だ。

また、日テレといえば、放送中の間宮祥太朗主演『ACMA:GAME アクマゲーム』(日曜午後10時30分~)が惨敗中。第2話で3%台まで落ち込んだほか、民放公式動画配信サービス「TVer」のお気に入り数も39.6万と伸び悩んでいる。

同局では、27日にスタートするSixTONES・森本慎太郎主演『街並み照らすヤツら』の放送が控えているが、もし同作まで不発となれば、日テレのGP帯ドラマが“全滅状態”となる可能性も否定できないだろう。

現時点では、日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)が視聴率で2ケタをマークし、独走状態となっている春ドラマ。日テレのドラマが全滅状態を免れるのか否か、今後の推移に注目したい。

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