【羽田盃】宮田師「プレッシャーもあったが勝ててよかった」アマンテビアンコがV

4月24日、大井競馬場で行われたダート三冠競走初戦、羽田盃(大井・Jpn1・ダ1800m・1着賞金=5000万円)は、JRA所属の白毛馬、アマンテビアンコが制した。

1着 アマンテビアンコ
宮田敬介調教師
「今年からJRAの馬も参加させて頂いて、歴史が動いたレースだったが、最初に名前を刻むことが出来てうれしかったです。馬が自分でそうした訳ではないですが、真っ白に生まれてきて、非常に目立つ馬ですし、注目度以上に結果を出していかないといけないというプレッシャーもありましたが、(勝てて)良かったですね。前走はスタートが決まらなかったので、少し不安材料ではありましたが、ジョッキーとも共有して、今日は無難にスタートも決めて、前に行っている馬3頭を見ながら良いポジションで運べているなと思っていました。(最後の直線)3、4コーナーで1頭ずつ馬をかわして、直線へ入る時には前に1頭しかいなかったので、おそらく捕らえてくれるんじゃないかと、そういう思いでした。競馬場に来てからも非常に落ち着いていて、馬体も研ぎ澄まされていた印象。しっかり仕上がっているなと思いました。(次走の予定は)もちろん一冠目をとったので、二冠目を取ることを目指して頑張ると思います。まずは一冠目を取ることが出来てうれしく思っています。あれだけ可愛らしい子ですし、ここから更に活躍していけるようにチーム一丸となって頑張って参りますので、引き続き応援よろしくお願いします」

レース結果、詳細は下記のとおり。

4月24日、今年から創設となったダート三冠競走の初戦、羽田盃(大井・Jpn1・ダ1800m・1着賞金=5000万円)は、川田将雅騎乗の1番人気、アマンテビアンコ(牡3・美浦・宮田敬介)が快勝した。1馬身差の2着に4番人気のアンモシエラ(牝3・栗東・松永幹夫)、3着に8番人気のフロインフォッサル(牡3・船橋・山下貴之)が入った。勝ちタイムは1:53.9(不良)。

2番人気で和田竜二騎乗、ブルーサン(牡3・栗東・川村禎彦)は、8着敗退。

ゴール前で抜け出す

羽田盃・アマンテビアンコと川田将雅騎手 (C)Hiroki Homma

記念すべきダート三冠競走の初戦は、川田将雅騎乗の1番人気、白毛馬のアマンテビアンコが制した。ゴール前では逃げ粘るアンモシエラとの一騎打ちに。しっかりとマークして競りかけて行くと、ゴール前で素晴らしい勝負根性を発揮して先頭に立った。

アマンテビアンコ 5戦3勝
(牡3・美浦・宮田敬介)
父:ヘニーヒューズ
母:ユキチャン
母父:クロフネ
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 アマンテビアンコ 川田将雅
2着 アンモシエラ 横山武史
3着 フロインフォッサル 本田正重
4着 ハビレ 笹川翼
5着 ムットクルフェ 山崎誠士
6着 マッシャーブルム 矢野貴之
7着 ティントレット 森泰斗
8着 ブルーサン 和田竜二

●ダート三冠競走とは!?
今年からダート路線が新たに整備され、中央、地方の垣根を越えた「ダート三冠」が創設。羽田盃(大井・ダ1800m・5000万円)、東京ダービー(大井・ダ2000m・1億円)をJpn1に格上げし、ジャパンダートダービーから改名したジャパンダートクラシック(大井・ダ2000m・7000万円)の3競走を三冠として新たな3歳ダート王決定戦に位置付けた。三冠達成の場合はボーナス8000万円が付与され、計3億円獲得が可能となっている。

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