オリックス、今季の2度目のサヨナラ勝ちで貯金2 V打の紅林「集中していた」

○ オリックス 4x - 3 西武 ●
<5回戦・京セラD大阪>

オリックスは今季2度目のサヨナラ勝ち。3連勝で貯金は今季最多の「2」となった。

来日初登板から3連勝中のエスピノーザは、この日も多彩な球種を操り安定感抜群の投球。スタメンを大幅に入れ替えた西武打線を寄せ付けずテンポ良くゼロを刻んだ。

味方打線は9番・ゴンザレスの1号ソロなどで7回まで3得点。エスピノーザはこの日も7回99球、2安打無失点、7奪三振2四死球の快投を披露し、球団外国人初の初登板から“4戦4勝”の権利を持って救援陣にバトンを渡した。

しかし、3点リードの9回を託された守護神・平野佳が大誤算。先頭の3番・中村に左越えソロを浴びると、続く佐藤龍、平沼にも連続長打を浴び1点差に迫られた。なおも二死一、三塁で、途中出場の金子に中前適時打を浴び痛恨のセーブ失敗。エスピノーザの快挙達成は幻となり、試合は3-3の同点で延長戦に入った。

それでも延長10回裏、二死二、三塁で2番・紅林が左翼線突破の適時打を放ちサヨナラ勝ち。10回表を3者凡退に抑えたマチャドに来日初白星が記された。

今季初のサヨナラ勝利時でも決勝打を放った紅林は、「すごく集中していた。『僕が決めるんだ』というよりも『やることをやるぞ』という気持ちでした」と劇的な一打を回顧。ともにお立ち台に上がったマチャドは「彼が勝たせてくれたので感謝」と、若き正遊撃手の一打を称えた。

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