J1クラブが3チーム敗退の番狂わせ…清水もJ3富山にPK戦で敗退、波乱のルヴァン杯に

琉球、長野らがジャイキリ達成(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

J1の湘南、京都、G大阪が下部カテゴリーに敗戦

Jリーグ・ルヴァンカップ1stラウンド第2回戦は4月24日、各地で8試合が行われ、J3のFC琉球と、AC長野パルセイロがJ1クラブ相手に堂々の戦いぶりを見せてジャイアントキリングを達成した。

琉球とG大阪の一戦は前半43分、MF富所悠の右足ミドル弾で琉球が先手を取ると、後半4分にG大阪MF鈴木徳真のゴールで試合は振り出しに。それでも琉球は後半31分、FW白井陽斗が決勝ゴールを決め、2-1で大金星を手にした。

一方で、J1京都サンガF.C.と対戦した長野は前半28分までに0-2とされ厳しい展開に。それでも、前半39分にMF三田尚希がゴールを決めて反撃の狼煙をあげると、後半39分に途中出場のDF黒石貴哉が同点弾をマーク。試合は延長戦にもつれ込むと、同後半4分、左サイドのコーナーキックからDF杉井颯が合わせて長野が2点差をひっくり返した。

J2のブラウブリッツ秋田はJ1湘南ベルマーレと対戦。後半9分に湘南に先手を許すも、同29分にFW青木翔太が同点ゴールを決めて試合は延長戦へ。そして、延長前半7分にFW小松蓮が逆転ゴールを決めて勝利した。

J3カターレ富山とJ2清水エスパルスの一戦は両チームゴールを奪えないまま、0-0で延長戦からPK戦に突入。GK沖悠哉が自ら8人目のPKキッカーで失敗し、PKスコア6-5で富山に軍配が上がった。

J1の4チームの大会敗退が決まったなかで、浦和レッズはJ3のガイナーレ鳥取を5-2で下し、サンフレッチェ広島はJ3の奈良クラブから6ゴールを奪って快勝。サガン鳥栖はJ2のロアッソ熊本に1-0の辛勝で次ラウンドに駒を進め、柏レイソルもJ2のザスパ群馬にDF立田悠悟らのゴールが決まり、3-1で勝利している。

24日に行われたルヴァンカップの試合結果は以下のとおり。

奈良クラブ×サンフレッチェ広島(0-6)
カターレ富山×清水エスパルス(0-0 PK:6-5)
ファジアーノ岡山×横浜FC(3-3 PK:3-5)
FC琉球×ガンバ大阪(2-1)
ブラウブリッツ秋田×湘南ベルマーレ(2-1)
ロアッソ熊本×サガン鳥栖(0-1)
AC長野パルセイロ×京都サンガF.C.(3-2)
ガイナーレ鳥取×浦和レッズ(2-5)(FOOTBALL ZONE編集部)

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