SNS型投資詐欺で4070万円だまし取られる 「金の投資で利益得た」 群馬・前橋市の男性、見知らぬ人物からのメッセージきっかけ

 群馬県警前橋署は24日、交流サイト(SNS)で投資話を持ちかけて現金をだまし取る「SNS型投資詐欺」の手口で、前橋市の自営業の男性(69)が現金4070万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、男性は昨年1月上旬~4月10日の間、SNSを通じて「初めまして。私は海外に住んでいます。金の投資で3800ドルの利益を得た」などと見知らぬ人物からメッセージを受け、SNS上の投資グループに参加。経済学者を装うメンバーの投資話に乗り、「銀行口座から直接投資できる。アプリをダウンロードして」などの指示に従い、同年2月24日~4月10日の間、13回にわたって現金計4070万円をだまし取られた。

 男性はアプリに現金の入金が反映されたことなどから、信用してしまったとみられる。同年4月12日に経済学者を装う人物から「アカウントが凍結状態になった」などと伝えられて不審に思い、県警に相談した。

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