阪神・岡田監督が語った「あそこで中断すると思わんかった」1点差の六回表に中断「向こう怒りよるやろ」コールドは意識せず

 6回、中断中にグラウンドを見つめる岡田監督。後方左から木浪、大山、梅野(撮影・堀内翔)

 「DeNA3-5阪神」(24日、横浜スタジアム)

 試合は六回表の攻撃が始まる前に36分間の中断を挟んだ。試合終了は午後9時59分で2試合連続の激闘に。九回2点差をひっくり返した阪神・岡田彰布監督は、中断のシーンについてこう語った。

 「あそこで中断すると思わんかった。オレもな、あんなお前、(得点が)イチゼロじゃ。お前しかしのお、向こう(のベンチも)怒りよるやろと思たよ。あそこでなあ、(雨脚が)パーンて強なったらあれやけど。このぐらいやったらやるかなあと思とったから。それはもう、伊藤も全然(集中力を)きらしてなかったからなあ」

 試合は五回を終えて1-0で阪神のリード。ゲームは成立していた。このままコールドとなれば阪神の7連勝が決まっていたが、1点差で終了となればDeNAベンチ、およびファンはどう思うか。その心理を考え、岡田監督は「怒りよるやろと思たよ」と語った。

 最終的に試合は九回まで進み、阪神が2点を追う九回に打者一巡の猛攻で一挙4点を奪って逆転勝利。終盤は横殴りの雨が降り続ける中で、激闘を制した。

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