戸次重幸、『君とゆきて咲く』で奥智哉の父親役に 『仮面ライダーリバイス』の縁で出演決定

4月24日にテレビ朝日系で第1話が放送された『君とゆきて咲く』に戸次重幸がサプライズ出演を果たした。

原作は、手塚治虫が1963年に発表した『新選組』。『仮面ライダーリバイス』(2021年~2022年/テレビ朝日系)で共演経験のある前田拳太郎と奥智哉がW主演を務め、オリジナルキャラクターとして描かれる若き新選組隊士、鎌切大作と深草丘十郎を演じる。

父を斬殺された丘十郎(奥智哉)は、剣の腕を磨いて仇を討つべく新選組に入隊する。その入隊試験で知り合ったのが、クールな少年・大作(前田拳太郎)。出自は不明だが、剣の腕はピカイチの大作は期待の大型新人として新選組に迎え入れられる。2人は熱い友情を育んでいくものの、いつしか時代の波に翻弄され、互いに殺し合わなくてはならない悲壮な運命へとなだれ込んでいくことに。

戸次が演じたのは、丘十郎の父・七也役。第1話では、丘十郎の最愛の父が長州藩士によって理不尽に殺されてしまうところから運命が動き出す。

戸次とW主演の前田、奥は、『仮面ライダーリバイス』で1年間共演した間柄。戸次は『仮面ライダーリバイス』では、前田演じる五十嵐一輝/仮面ライダーリバイのちょっぴりいい加減な父・元太を演じたが、今回は奥演じる丘十郎の心やさしき父に扮した。

戸次は、出演の経緯について「『リバイス』のプロデューサーさんが、私の舞台を観に来られたときにこの企画を教えてもらいました。共演したお2人がW主演ということで“だったら私も出してくださいよ!”と返す刀で言ったところ、急遽役をいただける運びに(笑)」と明かした。

演じるにあたっては「なにせ今後の兵十郎の行動理念“復讐”の起因になる人間ですから、大事な役だなと……」と捉え、何事にもひたむきな丘十郎を育てた七也の善良さがにじみ出るよう、繊細に表現したという戸次。現場の熱気を「若い俳優陣は、まるで部活の合宿に来ているかのような結束感がありました」と称えつつ、「奥くんはもう少しで20歳になるので、なったら速攻酒を酌み交わしたいと思ってます」と、若いキャストたちに温かいエールを送った。

戸次重幸(深草七也役)コメント
出演が決まった際の感想
『仮面ライダーリバイス』のプロデューサーさんが、私の舞台を観に来られたときにこの企画を教えてもらいました。リバイスで共演したお2人がW主演ということで「だったら私も出してくださいよ!」と返す刀で言ったところ、急遽役をいただける運びに(笑)。

演じる上で意識したこと
なにせ今後の兵十郎の行動理念“復讐”の起因になる人間ですから、大事な役だなと……。
七也は、当時の男性にしては珍しく、家族に対して優しく穏やかであるという印象でした。実は私自身が全然穏やかではない人間で(家族には優しいですよ!)気を抜くとすぐ喧々としたリアクションになってしまうので、短いシーンではありましたがそこに気をつけました。

撮影現場の雰囲気、息子役の奥智哉とのエピソード
現場に入って驚いたことは“なんだ? このイケメンだらけの作品は!”。しかも女性がひとりもいない。それでも若い俳優陣は、まるで部活の合宿に来ているかのような結束感がありました。奥くんは、もう少しで20歳になるので、なったら速攻酒を酌み交わしたいと思っています。

視聴者へのメッセージ
この作品、本当に若いイケメンしか出てきません。ということは……おわかりですね? 若いイケメン好きの皆さん。1週間のちょうど真ん中、水曜深夜に月曜から溜まったいろんなものを浄化して、清々しい木曜日を迎えて、また後半の週を乗り切る活力を養ってください!
(文=リアルサウンド編集部)

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