アニメ26話分をギュッと詰め合わせた大ボリュームの展示が楽しめる「葬送のフリーレン」展ミミック型ボックスのクッキーなど、かわいらしいグッズも大量に登場

by レオン

【アニメ 葬送のフリーレン展 ~冒険の終わりから始まる物語~】

開催期間:4月25日~5月12日

会場:池袋・サンシャインシティ 展示ホールC

料金:2,000円~(当日・一般)

「アニメ 葬送のフリーレン展 ~冒険の終わりから始まる物語~」(以下、葬送のフリーレン展)が4月25日より5月12日にかけて開催される。会場は池袋・サンシャインシティ 展示ホールC。一般のチケットは当日券が2,000円より。

本イベントは2023年9月29日から2024年3月22日にかけて放送されたアニメ「葬送のフリーレン」をテーマとした展覧会。作中に登場する名場面を再現した大型展示や、迫力満点の映像演出、キャラクターたちのフォトスポット、さらには「葬送のフリーレン」グッズが購入できる物販店なども用意されている。

4月25日のオープンに先駆けて本日4月24日に、メディア向けの内覧会が行なわれた。一足先に中の様子を知ることが出来たので紹介する。なお、本稿の内容は展示物のネタバレになってしまうため、企画展に行く予定の方は注意してほしい。

キャラクターたちの武器で撮影できるフォトスポット

会場入口にはフォトスポットが登場。ここではフリーレンとフェルンの杖、シュタルクの斧が置かれており、好みの武器を装備して写真を撮ることができる。

フリーレンの杖(左)、シュタルクの斧(中)フェルンの杖(右)が置かれている
好みの武器を装備してパネル前で写真を撮ることができる

アニメの物語が追体験できる特別展示

内部はストーリーを再現した6つのエリアに物販を加えた計7つのエリアに分けられている。各エリアの様々な展示と共に、アニメ第1話から26話までを追体験できるようになっている。加えて、会場受付ではフリーレン(CV:種﨑敦美さん)による全13トラックの音声ガイドを購入することができる。会場内には音声トラック用の番号が記載されており、その番号のトラックを聴くことで、フリーレンの回顧談と共に展示が楽しめるようになっている。ここではストーリーを追体験できる各エリアを簡単に紹介する。

オープニングムービー

入場すると最初に目にするのが本企画のオープニングムービー。ヒンメルをはじめとした勇者パーティーの面々や、フリーレンが共に旅をしているフェルンやシュタルクが紹介される「葬送のフリーレン展 ~冒険の終わりから始まる物語~」のスペシャルムービーが大型スクリーンに映し出されている。

プロローグ

オープニングムービー視聴後は、アニメ第1話を再現したエリア「プロローグ」へと進む。

半世紀(エーラ)流星が広がるこの空間では、ヒンメル達との旅路を振り返りることができる。左右の壁にはフリーレンが魔王討伐後に旅した記録や、ヒンメルたちとの思い出を記したパネルが展示されており、その軌跡を追うことができる。

照明や映像によって、フリーレンたちと一緒にエーラ流星をみている気持ちになれる

第1章 新たな冒険の始まり

第1章のエリアはヒンメルの死後、“私はもっと人間を知ろうと思う”と旅にでたフリーレンの出会いがフォーカスされている。共に魔王を倒した勇者パーティの僧侶・ハイターと共に暮らし、後にフリーレンの弟子となるフェルンや、同じく勇者パーティでの戦士・アイゼンの弟子であるシュタルクとの出会いを振り返る。

フリーレンとフェルンが旅の途中で清掃を頼まれたヒンメルの銅像のフォトスポットがあり、その足元は彼の故郷の花である蒼月草で囲まれている。

100を超えるヒンメルのイケメンポーズのなかでは一番オーソドックスなポーズの像だ
蒼月草をみると少し切ない気持ちになってしまう

第2章 葬送のフリーレン

第2章のエリアは魔王直属の幹部・七崩賢の1人である“断頭台のアウラ”の戦いが主題。アウラの服従の天秤を模した大型展示があり、そこでフリーレン一行とアウラたちのバトルシーンを映像で振り返ることができる。白熱した戦闘シーンとスピード感溢れるBGMに合わせてパネルが照らされる。展開に合わせて巨大な天秤も動くので、ぜひ自分の目で見てみてほしい。

第3章 僧侶と鏡蓮華

第3章では途中パーティーの一員として加わる僧侶・アゴヒゲもといザインをはじめ、クラフトやフォル爺との出会いを振り返る。さらに、エリア途中には作中屈指の名シーンでもあるフリーレンがヒンメルから鏡蓮華の指輪をもらう場面が、フォトスポットとして再現されているほか、ザインの「もう付き合っちゃぇよ!!」の気持ちが爆発した、フェルンとシュタルクの思い出をまとめたパネルも展示されている。

もう付き合っちゃえよ!

第4章 一級魔法使い試験

第4章ではフリーレンとフェルンが挑んだ一級魔法使い試験のエピソードを振り返っていく。各受験者のプロフィールや、試験で捕まえないといけなかったシュティレを観ることが出来る。また、このエリアでは第二次試験の舞台「零落の王墓」が再現されており、その最深部のシアターコーナーでは水鏡の悪魔(シュピーゲル)とフリーレンたちの戦いを臨場感溢れる演出と共に楽しむことができる。

音速で移動するシュティレを近くでみることができる
ゴーレムに運ばれる受験者
零落の王墓内は鏡が使われており、長い通路が続くダンジョンの感じが良く再現されていた
暗いよー!怖いよー!ごっこができるミミック
確かにこれは暗くて怖い…!

旅する魔法ラリー

展示を楽しむ以外に、葬送のフリーレン展では「旅する魔法ラリー」というアクティビティが用意されている。これは第1章から4章のエリアにかけて設置されているクイズに答えるもので、参加することで最後に「葬送のフリーレン」のキャラクターが描かれたポストカードをもらうことができる。

ポストカードは全7種(ランダム)
エリアの最後にクイズ用紙を台座に差し込むとメッセージが表示されるので、ぜひとも参加して確認してみてほしい

フリーレングッズで溢れかえる物販エリア

物販エリアでは驚く量の「葬送のフリーレン」グッズが並んでいる。既存の商品から、今回のイベントのためにつくられた限定商品など、かなりの種類がある。アニメの企画展なので複製原画はもちろん、かわいらしいTシャツやミミックを模したボックスのクッキー、ブランケットやトートバッグなど、フリーレンファンにはたまらないはずだ。

どんなキャラクターグッズがあるのか気になる方のために、今回確認できたものの一部を紹介する。
場面写真アクリルスタンド 1,815円(税込)
ミミックに食べられているフリーレン屋外対応ステッカー 770円(税込)
フェイスTシャツ 3,300円(税込)
クリアファイル 各440円(税込)
原画キャラクリアケース 各880円(税込)
原画アクリルキーホルダー 各880円(税込)
場面写真アクリルキーホルダー 各880円(税込)
魔導書ブランケットちびきゃら 3,850円(税込)
複製原画【A】~【D】 3枚セット 各1,320円(税込)
イベントオリジナル刺繍入りタオル 各1,400円(税込)
イベントオリジナルTシャツ 3,850円(税込)イベントオリジナルトートバック 2,750円(税込)

「アニメ 葬送のフリーレン展 ~冒険の終わりから始まる物語~」は5月12日まで開催。アニメが2クール全26話で放送されたこともあって、かなり充実した企画展となっている。筆者は作中のことを思い出しながらしっかりと観てまわっていたせいもあって、気がつけば1時間以上経ってしまった。最終話放送からまだ間もない今、この機会にフリーレン展で思い出を振り返ってみてはどうだろうか。なお、フリーレン展は東京に限らず、大阪・札幌での開催も予定されている。

(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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