【カンボジア】ラオス国家主席が来訪、首相らと会談[政治]

ラオスのトンルン国家首席は23日、カンボジアの首都プノンペンでフン・マネット首相、フン・セン前首相らと会談し、相互協力などについて協議した。クメール・タイムズ(電子版)が24日伝えた。

トンルン氏とフン・マネット氏は、エネルギー分野やコネクティビティ(連結性)の整備、国境画定、越境犯罪対策、安全保障、人的交流などでの協力関係を維持することで合意。フン・マネット氏はトンルン氏に、カンボジアへの持続的な電力供給を確保するよう要請した。

フン・セン氏は、プノンペン近郊のカンダル州などで予定する運河建設への支援を呼びかけ、トンルン氏はこれに応える意向を示した。両氏は、両国間のさらなる協力の強化を図ることで合意した。 

トンルン氏はクオン・スダリー下院議長とも会談。両国の国会間の協力、知見の共有などを求めた。

トンルン氏の今回のカンボジア訪問は、シハモニ国王の招待を受けたもの。トンルン氏ら一行は、王宮で同国王に謁見(えっけん)した。

カンボジアからは、フン・マネット氏が3月にラオスを訪問した。昨年にはフン・セン氏が2月、スダリー氏が12月に、それぞれラオスを訪れている。

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