マンUがリーグ戦5試合ぶりの勝利! 公式戦5戦連発のB・フェルナンデスが逆転勝利へ導く

プレミアリーグ第29節の延期分が24日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとシェフィールド・ユナイテッドが対戦した。

ホームのマンチェスター・ユナイテッドは、リーグ戦直近4試合で3分1敗と勝利から遠ざかっている。21日に行われたFAカップ準決勝ではチャンピオンシップ(2部)のコヴェントリーを相手にPK戦の末に勝利したものの、試合内容は3点差を追いつかれる厳しいものだった。

一方、リーグ最下位(20位)に沈むアウェイのシェフィールドは、第34節で19位バーンリーとの直接対決で1-4と敗戦し、残留に向けてさらに厳しい状況に追い込まれた。

浮上のきっかけを掴みたい両チームの一戦は、立ち上がりからマンチェスター・ユナイテッドが優位に立ち、ボールを支配して数多くのチャンスを作るが、なかなか得点を決めきることはできない。

すると、35分にシェフィールドが均衡を破る。前線からの守備でアンドレ・オナナのミスを誘発すると、ボールを拾ったジェイデン・ボーグルがそのままゴール前まで持ち運んでシュートを放ち、ゴールネット揺らした。シェフィールドが先制に成功する。

追いかける展開となったマンチェスター・ユナイテッドは、42分に反撃に成功する。セットプレーの流れからアレハンドロ・ガルナチョがこぼれ球を拾ってクロスを供給。これをニアサイドでハリー・マグワイアがヘディングでコースを変えて、ゴールネットを揺らした。

1-1の同点に追いついたマンチェスター・ユナイテッドは、45分にガルナチョがゴール前で決定機を迎えるが、これはシェフィールドのGKウェス・フォデリンガムがビッグセーブ。同点のまま前半を終え、ハーフタイムに突入した。

後半開始早々に試合が再び動いた。50分、グスタボ・ハメルが見事な切り返しで相手を引きつけ、左サイドに展開すると、ベン・オズボーンのクロスにベン・ブレアトンが合わせ、シェフィールドが勝ち越しに成功した。

再びビハインドを負うことになったマンチェスター・ユナイテッドだが、61分に同点に追いつく。ハリー・マグワイアがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。このPKをブルーノ・フェルナンデスが冷静に沈め、再び同点に追いついた。なお、ブルーノ・フェルナンデスは公式戦5試合連続ゴールとなった。

勢いづいたマンチェスター・ユナイテッドは、ついに逆転に成功する。81分、ブルーノ・フェルナンデスがペナルティエリア手前から左足を鋭く振り抜くと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。ブルーノ・フェルナンデスはこれで今季リーグ戦10点目となった。

さらに85分には、最終ラインの裏に抜けたブルーノ・フェルナンデスのパスからラスムス・ホイルンドがゴールへと押し込み、リードを2点に広げた。

試合はこのまま4-2で終了。ブルーノ・フェルナンデスの2ゴール1アシストの活躍もあり、マンチェスター・ユナイテッドがリーグ戦5試合ぶりの勝利を飾った。一方、敗れたシェフィールドは、残り4試合で残留圏内の17位ノッティンガム・フォレストと勝ち点10ポイント差という状況になった。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 4-2 シェフィールド・ユナイテッド

【得点者】
0-1 35分 ジェイデン・ボーグル(シェフィールド・ユナイテッド)
1-1 42分 ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)
1-2 50分 ベン・ブレアトン(シェフィールド・ユナイテッド)
2-2 61分 ブルーノ・フェルナンデス(PK/マンチェスター・ユナイテッド)
3-2 81分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
4-2 85分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)

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