【天皇賞】サヴォーナ迫力満点 池添「いい状態で向かっていける」持ち味発揮で初の重賞Vなるか

 迫力ある動きで堂々先着したサヴォーナ(右)=撮影・石湯恒介

 「天皇賞(春)・G1」(28日、京都)

 実績では見劣る立場だが、自信を持って盾獲りに挑む。阪神大賞典6着のサヴォーナが24日、大一番を前に迫力ある動きを披露した。栗東CW6F82秒6-37秒5-11秒7。しまい鋭く伸びて、同じく天皇賞出走のスカーフェイス(8歳オープン)に1馬身半先着した。

 騎乗した池添は「もう仕上がっているので調整程度でしたが、動きは良かったです。いい状態で向かっていける」と笑みを浮かべる。見届けた中竹師も「この馬らしいストライドでしたね。何も不安はないです」と出来に太鼓判を押した。

 まだ重賞タイトルに手は届いていないが、鞍上に気後れはなし。「前走は囲まれて動きたいところで動けなかった。正直、サヴォーナの良さを僕自身が生かし切れなかった。重賞勝ちのない中でのG1だが、勝負になると思って挑みたい」と力強く言い切った。長くいい脚を使える持ち味を存分に発揮して、一発を狙う。

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