振興基金/CCUS助成制度で無料相談窓口を設置、認定アドバイザー2者対応

建設キャリアアップシステム(CCUS)運営主体の建設業振興基金(振興基金、谷脇暁理事長)は、厚生労働省が建設事業主団体向けに設けている助成制度「CCUS等普及促進コース」の活用を検討する団体を支援する相談窓口を設置する。振興基金に登録する「CCUS認定アドバイザー」2者が、助成金の活用に関する質問に無料で対応する。社会保険労務士や行政書士と連携した体制を敷き、次のステップとして助成対象事業の計画策定・実施を進めることも可能となる。
同コースは厚労省が「人材確保等支援助成金」の新メニューとして2022年4月に設置。建設事業主団体が構成員を対象に実施するCCUS関連の▽技能者登録料・レベル判定手数料の補助▽申請手続きの支援▽就業履歴の蓄積を行うための機器・ソフトウエアの導入-などが対象になる。助成率は中小団体が3分の2、それ以外は2分の1。
相談窓口では団体要件や助成対象に関する質問に対応する。例えば地方の中小団体など、建設事業主団体としての要件を満たすかどうかを確認できる。助成対象事業の計画策定・実施を進める場合は社労士などと別途契約してもらう。
対応するアドバイザー2者は、東日本エリアが一般社団法人CCUSサポート(電話080・7835・3906)、西日本エリアがKATO社会保険労務士事務所・行政書士事務所(電話06・4862・7749)。

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