大阪市・西成区で、電動車イスが車道を逆走。その様子をドライブレコーダーが記録していた。
車道を逆走する“電動車イスに乗ったおじいさん”
ドライブレコーダーに記録された目を疑う光景。前を走る車の右側から現れたのは、逆走してきた電動車イスだ。
現場は大阪市西成区にある、南海電鉄・天下茶屋駅近くの国道。4月11日午後2時半ごろ、この道を車で走っていた男性が逆走する車イスを目撃した。
映像では、前を走る車がウインカーを出しながら左へ。その直後、前から電動車イスが逆走してきたのだ。
目撃した男性は、当時の状況について「急に前方の車が左にウインカーを出して進路変更したんです。『落下物か何かかな？』ぐらいの感覚で普通に減速して、同じく左に車線変更しようとしたんですけど、そうしたら向かいから見えてきたのが、電動車イスに乗った年配の方。おじいさんですね」と話した。
「平然とした顔で、当たり前のように…」
歩行者として扱われる電動車イス。走れるのは歩道で、最高速度は時速6kmと成人が早歩きする程度のスピードとなっている。
しかし、問題の車イスは中央分離帯のすぐ横の車道を逆走。にもかかわらず、運転していた男性に慌てた様子はなかったという。
目撃した男性は、「（車イスの男性は）平然とした顔で、当たり前のように逆走でずっとそのまま走って行った。『逆走して危ないな』とご本人はおそらく思っていない感じ」と語る。
では、この車イスは、どこから危険な走行を始めたのか。男性は、目撃した現場から約140m先にある横断歩道から逆走が始まったと推測している。
近隣住民からは、「車椅子の方が縦横無尽に信号無視で行かれている方も結構よく見かける」「バイクで歩道逆走する人もいる。一般の人でもマナーの悪い人は多い。いつか事故になるやろと思う」といった声も聞かれた。
交通量の激しい国道で起きた車イスの逆走。
目撃者の男性は、「本当にきちんと周囲の確認や、周りの車の流れを確認しないとダメやなと思わされた現場でした」と訴えた。
（映像提供：わーけん永遠JUDYANDMARY@hyper90s）
（「イット！」4月24日放送より）
