人材育成の拠点施設を起工 紫波、旧長岡小活用プロジェクト

トークセッションでプロジェクトへの思いを語る岡崎正信社長(右)や設計者ら

 岩手県紫波町東長岡の旧長岡小を活用し、地方創生を図る公民連携のノウルプロジェクトで整備する施設の起工式は23日、現地で行われた。発起人や企画設計、運営に携わる関係者のトークセッションもあり、地域資源を生かした農業や人材育成の拠点に期待を高めた。

 起工式は約40人が出席。神事に続き、プロデュースを手がける同町のマザー・オガール地方創生アカデミーの岡崎正信社長が「農村地域を再生させようと始まった。支援をお願いしたい」、熊谷泉町長は「ここで新しい夢を見ていきたい」と意気込みを述べた。

 トークセッションには約60人の住民らが訪れ、7人が登壇。プロジェクトにかける思いなどを話し、ホテルやレストランが入る2棟の運営を担うノウル(岡崎正信社長)の小川りんプロジェクトマネジャー(34)は「畑などのコンテンツを楽しみながら、長岡という地区を存分に楽しんでもらえる拠点にしたい」と展望を語った。

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