こだわりの書が一堂に 鶴見書人会が展示会 横浜市鶴見区

楷書や篆刻など様々な作品が並んだ

「第56回鶴見書人展」が4月22日まで、鶴見区民文化センターサルビアホールで開かれた。

主催の鶴見書人会は、区内在住者や在勤者など、鶴見にゆかりのある書人、書道愛好家が所属する団体。発足してから50年以上の歴史ある団体で、会員個人で書を広める活動なども行っている。

同会では毎春の同展と秋には役員展を実施。今回は同会所属の会員50人が各1点ずつ出展。楷書や篆刻、中国の少数民族に伝わるトンパ文字など大小さまざまな作品が並んだ。期間中は多くの来場者が訪れ、一つひとつの作品を熱心に眺める様子が見られた。自身も書をたしなむという港北区からの来場者は「見事な作品。参考にしたい」と語った。

同会の阿部跳龍会長は「多くの方にご来場いただきありがたい。書の良さを身近に感じていただけるよう、私たちも努力を積み重ねたい」と笑顔で語った。

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