小僧寿し<9973>、JFLAホールディングス<3069>から持ち帰りずし事業の米国子会社を取得

小僧寿しは傘下の飲食店大手アスラポート(東京都中央区)を通じて、JFLAホールディングスから同社の米国持ち株会社ASRAPPORT DINING USA, Inc.(ADU、カリフォルニア州)の株式99.34%を取得し、子会社化することを決めた。海外事業展開の拡大につなげる狙い。ADUは米国で持ち帰りずし店を11店舗展開するSHUSHI BOY, Inc.(カリフォルニア州)を子会社に持つ。取得価額は1円。取得予定日は2024年5月1日。

ADUと同社子会社のSUSHI BOYを単純合算した2023年12月期業績は売上高11億5900万円、営業損失4142万円。純資産は1億7700億円のマイナスで、債務超過状態にある。

小僧寿しは2022年7月、当時JFLAホールディングス傘下だった旧アスラポートの飲食事業(現アスラポート)を引き継いだ。アスラポートは札幌ラーメン「どさん子」、鳥料理の居酒屋「とり鉄」「とりでん」「ぢどり亭」、とんかつの「キムカツ」などを運営。昨年6月には餃子専門店「ぎょうざ歩兵」の欧州展開に乗り出すなど、海外事業の拡大を見据えている。

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